恵泉探検隊 その2
2008年04月14日
「パイプオルガン」
スクールバスを降りて、芝生の前に立つと、正面に高くそびえるカリヨン塔と共にチャペルがあります。このチャペルは2000年のクリスマスに完成し、毎日の礼拝や行事、コンサートなどでも使われていますし、学生の皆さんが心を静め、心の時を過ごす場としても開放されています。そしてチャペルには、オランダのライル兄弟オルガン製作所によって製作された、暖かく豊かな音を奏でるパイプオルガンがあります。2002年3月に設置されて以来、6年の時がたちましたが、全て自然の素材を用い手作りで製作されたため、時がたつにつれ、音がより豊かに暖かい響きに変化し、時にはオルガン自体が歌っているかのように奏でられることもあります。
恵泉のパイプオルガンは、チャペルの後方ギャラリーに設置されているため、オルガン奏者の姿は見えませんが、美しいオルガンの音が天上から降り注ぎ、まるでヨーロッパの教会にいるかのような気持ちにさせられます。
神さまのことばに心と耳を傾ける場であるチャペルには最もふさわしい場であり、オルガンの音が、私たちの祈りを神さまに届けてくれているようにも感じるのです。
キリスト教センター 専任講師(キリスト教音楽主任) 関本恵美子