恵泉女学園大学

2008年4月28日

恵泉探検隊 その4

2008年04月28日

「裏山で昼寝」

恵泉女学園大学の裏山は、昔は炭焼きなどをしていた里山ですが、いまではコナラやクヌギ、山桜などがうっそうと茂り、夏にはカブトムシやクワガタ、大きなスズメバチなどが樹液に集まってきます。

私は10年前から裏山の草刈をつづけ、遊歩道を作り、「自然観察林」として授業に活用してきました。たとえば、間伐した木でシイタケを栽培しています。目的は「森林生態系における分解者としての菌類の役割」を、現場で実物を見てもらいながら講義するためです(そのあと、もちろん、美味しくいただきます)。

この雑木林には一箇所だけ、学生に教えたくない場所があります。南側の日当たりのいい斜面の二本の木の間に、ハンモックがつるしてあります。私のお昼寝の場所です。頭上に葉の茂った大きな枝がかかり、日陰になっています。林のへりなので風通しがよく、夏でも涼しく蚊もあまりいません。

先週、学生たちにハンモックを見つけられてしまいました。大切な昼寝の場所を奪われるのではと、講義中も心配で教室の窓から裏山を見張っています。

人間環境学科 教授 新妻昭夫
担当科目;環境基礎演習、生物多様性論他

※次回のブログは、5/7(水)にアップします。