恵泉女学園大学

入試担当教員の紹介 その2

2008年07月14日

「自己紹介 ― わたしの場合」

異常な蒸し暑さが続きます。関東の梅雨明けもそろそろでしょうか。さて今年の前半最後水無月某日からの一週間をここにつづります。

*宇宙任務を終えてこの星に帰還した人たちと不測の災害でそこから永遠に旅立った人たち。夕刊を広げると、並んでいた記事です。

*今インドの若い女性シタール奏者の演奏が巷(ちまた)の話題で、彼女の最新CDをゼミのみんなと聞きました。

*朝方ベランダで苺(いちご)の六つ子たちを発見。同じ日『天稚彦(あめわかひこ)草子』の蟻の行列を話題にする人に会いました。

*偶然に上野で細長ゴム風船の大道芸を見ました。この方、有名なのか怪しいのか分かりませんが、この日みんながそこで幸せでした。

*梔子(くちなし)の甘く濃い芳香に誘われて、近所で花を一つ見つけました。香りの頼りに花の便りを手にした瞬間です。

*地雷で足をなくした子象に義足が取り付けられました。タイ発の報道です。足をうばったのも義足を取り付けたのも人間でした。

*詩の本を読みました。一気に。この星にいられる時間に間に合って、よかったと思いました。

以上、これらのすべてに寄り添って、そこにわたしがいました。

文化学科 准教授 杉山圭以子(入試副部長)
担当科目:比較文化論、文化史研究など。専門はインド史