研修プログラム その1
2008年09月15日
「ニューヨークのモスクで海外体験学習」つい先日、8月末から9月の始めの約10日間、ニューヨーク市でアメリカ・短期フィールドスタディ(FS)を実施しました。
写真1は、ブルックリンのベイリッジという町にあるアラブ・レストランで撮った写真です。ブルックリンはアメリカ最大のアラブ系人口を抱える地域で、ベイリッジにはアラブ系のイスラム教徒がたくさん住んでいますが、この写真には、恵泉の学生とともに、FSで毎年お世話になっているパレスチナ系アメリカ人のムスファーさんとその娘さんも写っています。実は、イスラム暦のラマダーンに当たるこの時期、世界中のイスラム教徒は、日の出から日没まで飲食を一切絶つという断食の義務を遂行しています。学生たちは、ベイリッジのアラブ系イスラム教徒のモスクで、ムスファーさんからイスラム教やアメリカでのイスラム教徒の生活についてお話を伺ったのですが、日没後、断食が終了すると、モスク内でアラブ料理を一緒にご馳走になり、さらに写真のレストランでアラブのデザートをいただくことになりました。
学生たちは、通常のニューヨーク観光ではなかなか訪れることのできないこうした訪問先で、実体験を通してアメリカ理解を深めてくれたと思います。
写真1:ブルックリンのベイリッジにあるアラブ・レストラン
写真2:マンハッタンにあるコロンビア大学のキャンパス
国際社会学科 専任講師 漆畑智靖
担当:アメリカの政治・外交、短期フィールドスタディ(アメリカ合衆国)など
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