恵泉女学園大学

研修プログラム その4

2008年10月06日

「日本語教育実習」

秋風が立ち、今夏の猛暑が懐かしくさえ感じられます。

この時期、恵泉の日本語教員養成コースは、国内の日本語教育機関での教育実習(研修)を手始めに、12月にはタイ、パヤップ大学で2週間の教育実習を行います。

外国の方に日本語を教授するという実習はちょっと大変ですが実に面白いです。というのは、説明しようとする日本語がまず使えません。そのため、実習生と学習者双方が相手は何を期待しているか、何を伝えようとしているか、互いの一言一句、一挙手一投足に心を砕き、心を通わせようとします。まさにコミュニケーションの原点の活動となります。

実習生たちはこの研修を経て、自己のコミュニケーション能力を強化し、言語的弱者の気持ちを理解するような感性を育て、社会へ巣立つ準備に入っていきます。

秋風を背に 恵泉の若きつばくろめ 飛び立ちつ。

日本語日本文化学科 准教授 川井章弘
担当科目:日本語基礎購読II(日本語)他