恵泉からのクリスマス その1
2008年12月01日
「アドヴェント」クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝うキリスト教三大祝祭のひとつで、もとは「キリストの礼拝」を意味します。11月30日に一番近い日曜日から4週間を経て12月25日にいたる期間は「アドヴェント」(待降節)とよばれる、クリスマスを迎える準備の期間とされています。アドヴェントとは、「到来、到着」を意味します。
この期間には4つの日曜日が含まれていますが、教会と家庭では4本のろうそくを並べて立て、クリスマスを待ち望みます。
第1の日曜日には端の1本にだけ火を灯し、第2の日曜日にはその隣の1本に、と次々に火を灯し、第4の日曜日に全部の火を灯すと、その週にクリスマスが到来します。
輪状の飾りに4本のろうそくを立てたものは、アドヴェント・リースと呼ばれます。
ろうそくの色は考え方によって違いがありますが、恵泉では待ち望む気持ちを表す紫を第1・2週に、喜びを表す赤に近いオールドローズを3週に、4週目には再び待望の紫に火を灯しています。
そしてクリスマスには全部のろうそくを喜びを表す赤に変え、中央にはイエス・キリストを象徴する白いろうそくを1本立てています。
今年は11月30日の日曜日に最初のろうそくが灯されました。
園芸文化研究所 准教授 本多洋子
担当科目:園芸芸術入門
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