恵泉からのクリスマス その5
2008年12月24日
「クリスマス 光の誕生」クリスマス、キリストのお誕生は、聖書に「その頃、羊飼いが野宿して夜通し羊の群れの番をしていた」とあることから、実際にはもっと暖かい季節(春先)だったようです。
では、なぜ12月にクリスマスが祝われるようになったのか。それは、当時ヨーロッパで広く信じられていたミトラ教という太陽神を崇拝する宗教の影響であると言われています。すなわち、闇夜が最も深まる12月にミトラ教では太陽神の誕生を祝っていたため、この風習がキリスト誕生と形を変えて残ったと言うのです。しかし起源はどうであれ、闇が最も深まるこの時季に、暗闇を照らすまことの光であるキリストのお誕生をお祝いすることは誠に時機にかなっています。百年に一度の大不況といわれる昨今ですが、来る年には少しでも明るい未来が開けますようにお祈りいたします。
写真1:クリスマス賛美礼拝(12/12) クリスマス劇「鳴らない鐘」
写真2:キャンドルツリー
国際社会学科 教授 川島堅二
担当科目:国際社会基礎演習VII(宗教と社会)他
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