2009年1月
今年チャレンジしたいこと その3
2009年01月26日
平和を創り出す人を育てることイスラエルによるガザ地域攻撃によって、1月18日の停戦までに約1300人が犠牲になりました。そのうち半数近くが子供や女性だ、と報道されています。一方昨年は、新たに1億1500万人が新たに飢餓に陥り、世界の飢餓人口は10億人近くに。世界のおよそ7人に1 人が飢えていることになります。年末年始に日比谷公園に開設された「派遣村」は、このような貧困問題が私たちの身近に迫っていることを感じさせてくれました。
こうした軍事紛争や飢え、貧困などの問題を予防したり、早期に解決するために必要なことを学ぶものが「平和学」。恵泉女学園大学は、聖書、園芸、国際平和を三本柱にしていますが、大学の人間社会学部と大学院の平和学研究科(09年4月に名称変更します)は、特にこの平和学を重視しているところです。ちなみに日本中の大学院のなかで、「平和学」を名前に掲げるのは本学だけです。
平和は誰もが望むものですが、その実現はとても困難。それでも絶望することなく、今年から平和を創り出す人を学部と大学院でもっと積極的に育てていくこと、それが私の今年からのチャレンジです。一緒に学び、平和を創り出していきませんか?
人間社会学部長・教授
人間社会学研究科(※)長 大橋正明
担当科目:国際開発論、NGO論
※2009年4月より平和学研究科へ変更予定
今年チャレンジしたいこと その2
2009年01月19日
お散歩HP作りに挑戦!!(写真1 恵泉教育農場から「よこやまの道」を望む)
昨日、センター試験が終わったばかりですね。受験生の皆さんは解答速報に一喜一憂しているところでしょうか(^o^)。
ちょうど、皆さんと同じ受験生の頃、私は、とにかく、自由に好きなこと(はたして勉強か?)がしてみたかったことを思い出します。たとえば、伊勢物語、筒井筒の後半。
「大和から河内へは夜半に通えるものなのか?」実験(^o^)。
同じく、古郷(フルサト......平安京からみて、平城京)への移動ってどのくらいの距離感なのか?遷都っていうのは実感としてどのくらい離れることを意味したのか?
大学に入学する前に、高校の古典に登場した有名所を、自分の実感として、知っておきたく思っていました。高校の先生に、「信濃路は 今の墾(はり)道 刈りばねに 足踏ましむな 沓(くつ)履け我が背」など、新しく道ができあがって間もない頃の東歌を教えてもらったこともその一因です。前ブログの樋口先生は、山岳ファンですが、こうしてみると当時の私は、『道』フェチだったのでしょう(笑)。
「古道を歩いておきたい」というチャレンジはそれなりに当時の私には意味あるものでしたし、今思い返して、受験直後のそのチャレンジが、現在の「散歩」という趣味に繋がっているのが驚きといえば驚きです。本日、恵泉の横を走る「鎌倉古道」を歩いて登校すると空にも一本の道ができていました(写真2)。
四月。共に歩む友人たちが集う道。その道の先に、笑顔のあなたがそこにいることを期待して。
注)「多摩丘陵出発地別リスト」でググルと、恵泉周辺のお勧めコースがわかります。http://nekoserver.com/kampeita/list.html
......おっとそうだ。今回のblogのテーマ。今年は、こういうお散歩のHP作りにチャレンジしてみようかなあ(^o^)。
日本語日本文化学科 准教授 川井章弘
担当科目:日本語研究III(日本語教育)他
今年チャレンジしたいこと その1
2009年01月13日
北岳再登頂!受験生の皆さん、あけましておめでとうございます。いよいよ受験シーズン本番ですね。志望校合格目指してがんばってください!
さて、今回のテーマ、「今年チャレンジしたいこと」ですが、それは北岳再登頂です。今から十数年前までは、高山植物を見る目的でよく山に登っていました。中でも南アルプスの北岳は大好きな山で、今までに2回登っています。この北岳、標高は3,193mで、日本では富士山の次に高い山なんですよ。そして、キタダケソウやキタダケトリカブトなど、この山固有の植物種も多いことから、登山家のみならず植物愛好家にとっても、とても登り甲斐のある山なのです。問題はやはり体力・・・ですね。若いころは普段から重い靴を履いて歩いたり、近場の山に登ったりしてトレーニングをしていましたが、最近は運動不足で体がすっかり鈍ってしまっていますから(笑) 今からしっかり準備して、夏までには登山に耐えられる体力を取り戻せるようがんばります!
写真上 7月下旬の北岳雪渓
写真下 北岳から見た夜明け前の富士
人間環境学科 准教授 樋口幸男
担当科目:園芸概論、人と植物の関係学他
※1月12日(月)は祝日のため、1月13日(火)に公開しました。
新年のご挨拶
2009年01月01日
学生と先生の新春対談「先生、新年明けましておめでとうございます」
「おめでとう。今年2009年は『恵泉女学園』創立80周年のおめでたい年でもあるんですよ」
「ああそうなんですか」
「実は、80年前の学園創立時も今と同じような世界的な経済大恐慌で大変だったんですよ。今年もこれから、ますます大変になりそうで、おめでとうとは言えない気分でもありますね」
「先生、でも創立者の河井道先生は、どんな困難にも負けないで、いつも信仰と希望と愛に満ちた明るい未来を切り拓いてきたんですよね」
「そう、よく知っていますね。『聖書・国際・園芸』を必修として学ぶことで『いのちを慈しみ育てる教育』をしてきたんです。こんなユニークな大学教育をしているのは、世界中で恵泉女学園大学だけなんですよ。僕は、アジア、ヨーロッパ、アメリカなど世界各地の大学で30年以上教えてきたので、自信をもって言えるんです。今、僕も講義やゼミを担当していますけれど、やる気のある学生は、恵泉で目覚ましく大きく成長するので本当に嬉しいですね」
さて、受験生の皆さん、いよいよ、1月5日から一般入試・センター利用入試の出願が始まります。この冬の寒さの中で、くれぐれも健康に気をつけて勉強に励み、時にリラックスしてマイペースで頑張って下さい。
学長 木村利人