2009年5月
恵泉の入試の特徴 その4
2009年05月25日
「多様な入試、まずはスプリングフェスティバルで情報収集!」高校生の皆さん、こんにちは。新型インフルエンザが心配な今日この頃ですが、お元気にお過ごしですか?
さて、恵泉の入試ですが、AO、推薦からはじまり、一般入試では2教科型、1教科型、それに小論文+面接型があり、さらにセンター利用入試と、とても多様な形態の入試が用意されています。そして、どの入試でも高校での勉強を普通にがんばっていれば何も難しいことなどありません。
とは言っても、その人その人によって向き不向きはやはりあります。
例えば、「筆記試験は苦手だけど、部活や生徒会活動など夢中になって取り組んでいたことがあって、それを人にうまくPRできる」というような方はAO入試が向いているでしょうし、逆に「自己PRは苦手だけど、筆記試験は得意」という方は一般入試が向いていますよね。ですから、各入試の内容や特徴と自分の適性を知ることが、どこの大学を受験するにしても大事なことになってきます。そして、そのための一番の近道は大学に足を運んで、教員や在学生から直接話しを聞くことです。
そこで皆さんにお勧めするのが今週末の30日(土)と31日(日)に開催されるスプリングフェスティバル! このフェスティバルは学生が主体的に行なう学園祭とは異なり、教職員が主体となり、地域の方々に恵泉の教育内容を広く知っていただこう、という目的のもとに行なわれているもので、第1回オープンキャンパスも同時開催されます。
この季節は花壇の花々も最盛期を迎え、キャンパスがもっとも美しいときでもあり、入試のご相談のみならず、ご家族の方々にも楽しんでいただけるイベントが満載ですので、是非いらしてくださいね!
そして、私のゼミで作ったハンギングバスケットのモニュメントも是非ご覧ください!
スプリングフェスティバルで皆さんとお会いするのを楽しみにしています!!
パンフレットはこちら(↓)からご覧いただけます。
http://www.keisen.ac.jp/univ/topic/09_sf.htm
人間環境学科 准教授 樋口幸男
担当科目:園芸概論、ヒトと植物の関係学他
恵泉の入試の特徴 その3
2009年05月18日
「大学のカラー」
大学にはカラーがあるからである。とりわけ、こぢんまりした学校では、カラーが薄められないでいることも多い。恵泉女学園大学もそうした大学の一つである。そして大学のカラーは、校舎のデザインやカリキュラムだけでなく、入試問題にも反映する。これは作問者の個性とは別の話である。
さて、ここで、07年度以降の国語問題を見てみよう。まず目に付くのは、環境系の文章が頻出していることである。国際的な資源開発が環境を破壊してきた現実にふれた文章(07年)、人間中心主義の環境保護運動への疑問を表明した文章
(07、08年)、色彩が都市環境に及ぼす影響を論じた文章(09年)などである。
エコバスを最初に導入した私立大学ならではの出題傾向と言えよう。
言葉の文化的背景を論じた文章も多い。昨年度は、翻訳文が社会的差別を是認している現状を問題視した文章や、「風流」「気疲れ」といった独特な表現の裏に固有の文化の存在を指摘する文章が用いられている。文化系学部としてスタートした大学の歴史を感じさせる。
国際平和の主張も大学のカラーと無縁ではない。原爆孤児の回想(07年)は、国語の問題文という以前に、読む者に平和の尊さを訴えかけてくる。
文化学科 准教授 高濱俊幸
担当科目:文化史基礎研究(欧米の歴史)
恵泉の入試の特徴 その2
2009年05月11日
「一般入試対策もオープンキャンパスを利用しよう」AO入試については6月に特集が組まれるので、今回は筆記試験による一般入試の特徴と対策をお知らせします。
一般入試は4回、実施されます。このうちA1(1月末)・A2・B(いずれも2月)入試の3回は、国語あるいは英語を中心とした試験です。客観的に見て、恵泉の筆記試験は類似した出題形式となる傾向が強く、過去の問題のチェックが他大学の場合にも増して、有力な対策になります。そのため、もし初期の入試で得点が伸びなかったとしても、それが効果的な練習になり、後の入試における合格の可能性を高めるという点で、複数回受験のメリットがあります。オープンキャンパス(以下、OC)などの来校者にはいわゆる赤本を進呈しており、12月のOCでは特別に国語、英語の一般入試対策講座を準備しています。他方、C入試(3月)では小論文と面接が課せられます。例年、10月のOCでは小論文対策講座を開講し、これはAO・推薦(公募推薦)入試を利用する受験生にも好評です。このように恵泉の一般入試に関しては、過去の傾向を見極め、OCの特別講座を活用してちょっとした実践力を身につければ、安心と自信をもって本番に臨むことができます。
一般入試では幅広い学科にまたがって、併願制度を採用しています。実際に学科に強くこだわることなく恵泉の教養教育に興味をもつ受験生は多く、平均的に2~3学科を併願する志願者が目立ちます。自分が本当に興味を感じるのはどの学科か。OCの個別相談などで、それを確かめてみてください。多くの受験生の来校を楽しみにしています。
国際社会学科 教授 坂井 誠(入試部長)
担当科目:「アメリカの経済と社会」、「国際経済論」など
恵泉の入試の特徴 その1
2009年05月07日
「恵泉で国際を学びたい。でも、文化にも興味があるし、英語もしゃべれるようになりたい。」
こんなふうに考えながら受験する人もたくさんいます。そういう人にお勧めなのが、一般入試の「同一日程併願制度」です。最高で5学科まで出願が可能。試験は統一、しかも検定料は1学科分の35,000円と非常に良心的です。複数の学科に合格した場合は、入学手続き期間中に入学する学科を決めていただきます。この制度は最近、大手の大学で少し形を変えて「全学部統一入試」などというネーミングで実施されるようになってきましたが、実は恵泉が最初に考案したシステムなのです。「恵泉に入学したい!」と考えている受験生に、何とか入学してもらいたいという思いで考案し、既に7年前から実施しています。
同様の考え方で実施しているのが、AO入試の「第2志望制度」です。本来のAO入試にはそぐわない制度かもしれませんが、「第2志望学科でもいいから恵泉に入りたい!」あるいは「第2志望学科も第1志望学科と同じくらい興味がある」という受験生は是非ご利用ください。第2志望を設定した場合も、検定料はもちろん35,000円と負担はいつも最小限。恵泉の入試は別名「親孝行入試」とも言われています。
恵泉独自の入試制度は「検定料割引制度」「スカラシップ入試制度」「試験当日出願制度」など、まだまだ多くあります。詳しくはHPや入試ガイドをご覧ください。
入試広報室長 宇田川 篤
※5/4(月)は祝日のため、5/7(木)に公開しました。