恵泉女学園大学

2009年6月

恵泉のAO入試について その5

2009年06月29日

「人間環境学科のAO入試」

人間環境学科は、心理学、園芸学、環境学の3領域から構成されています。本来はそれぞれが独自の研究領域ですから「どうしてこの3つが一緒に構成されているの?」と思われることでしょう。そう思った方、この学科の名称をもう一度よく見てください。"人間環境"学科なのです。私たちは"人垣(ひとがき)"をいかに形成することができるのかについて探求しています。

考えてみれば、今の世の中はまさに「人間環境」が崩壊していると思われることばかりです。皆さんも思いつくことがあるでしょう。例えば、環境問題は人垣が崩壊した結果ではないでしょうか。そこに解決の糸口を探ることができるのです(環境学)。子育てや地域の人々との交流は、まさに"人垣"そのものです(人間形成)。そして、お花や野菜は人垣つくりに大変有効です(園芸学)。しかし、人の認識のし方について学ばなければ人に働きかけることなどできるはずもありません(心理学)。私たちは皆さんに「人間環境」を積極的につくっていくことができる人になって欲しい。つまり、「信頼」を得る人になって欲しいのです。

AO入試では、あなたが何に関心を持って、どうして恵泉の人間環境をAOで受けにきたのかについて具体的に聞きます。「いろいろ学べる」「広く学べる」という答えは具体的ではありません。自らの経験に裏打ちされたあなたの声を聞かせてください。何に関心を持ち、それに対してあなたがどんなことをしているか(してきたのか)。そして恵泉で何ができるようになりたいのか。それは、あなたにしか答えられない答えのはずです。

人間環境学科 講師 喜田安哲
担当科目:人間形成基礎演習、統計学

恵泉のAO入試について その4

2009年06月22日

国際社会学科の「国際協力NGO志望AO入試」

大学で国際協力や国際平和を専門に勉強し、将来、関連するNGOなどで働いてみたいという受験生を対象に行われる国際社会学科独自の入試、それが「国際協力NGO志望AO入試」です。

受験生に求められることは、以下の三点です。

(1)明確な問題意識
自分はどのような国や地域の、どのような問題に関心があるのか、具体的に述べることが求められます。高校時代にボランティア活動や海外留学経験があれば、その経験に基づいて問題意識を述べると説得力があります。また、そのような国や地域では、すでに様々な取り組みが行われているはずですから、そのような取り組みを具体的に紹介するとともに、それについて評価できる点や問題点を述べることができれば、さらによいでしょう。

(2)国際社会学科のカリキュラムへの理解
自分の問題意識や関心を国際社会学科のカリキュラムの中でどのように深め、広げていけるのか、具体的な科目名や、指導を受けたい教授の名を上げて説明できること。

(3)熱意と高い志
最後に、面接では恵泉での学びに対する熱意と意気込みを示すこと。オープンキャンパスに繰り返し足を運んで、模擬授業に参加したり、国際社会学科の先生方に質問したりして自分を積極的にピーアールすることもいいでしょう。

国際社会学科 教授 川島堅二(学科主任)
担当科目:キリスト教学入門、宗教学

恵泉のAO入試について その3

2009年06月15日

「文化学科のAO入試 ~文化学科 ~」

恵泉の文化学科は、AO入試にチャレンジする、好奇心あふれる受験生を大歓迎いたします。それは知のあり方は多様であると考えているからです。一般入試ではとらえきれない、能力と人としてのあり方。どんな人にも得意なところと、苦手なところがあります。そのような中で、得意なところを大切にし、学生と教員が一緒になって成長していく、そのような知の共同体づくりを文化学科はめざしています。

「文化を学べば人間の姿が見えてくる」は文化学科のキャッチフレーズ。
アジア、ヨーロッパ・アメリカ、ゼミや授業をとおして歴史、宗教、美術などの多様な視点から文化について学んでいきましょう。
さらに、イタリア、中南米などの海外での言語・文化研修は、皆さんの視野を確実に広げることになると確信しています。
他者と出会う勇気をともに養い、国や民族といった境界を越えていく、知のワンダーランドへの旅へと文化学科は皆さんをご招待します。

文化学科 教授 李省展(学科主任)
担当科目:文化史基礎研究、比較文化論他

恵泉のAO入試について その2

2009年06月08日

「英語の恵泉 ~英語コミュニケーション学科~ 」

英語コミュニケーション学科 (EC) は、「英語の恵泉」の伝統と実績を受け継ぎ、英語に力を入れた教育を行っています。

ECは、他学科より英語の時間数が多いだけではなく、ネイティブの先生とのコミュニケーションができるクラスやゼミがあります。また、日本人教員は全員留学経験があり、英語が日常的に使われているのがECです。AO入試は、「英語が大好き!」、「英語の文化に興味がある!」、「英語を使えるようになりたい!」など、意欲のある人に開かれています。外国語でのコミュニケーション能力を身につけるとき、その言語が好きであること、文化に興味があること、チャレンジすることが大きな力になるのです。

「英語の恵泉」であるECには、1年次には、ホームステイをしながらカルフォルニア大学デイヴィス校で学ぶ4週間の英語現地実習プログラム、2-4年次には、恵泉から奨学金が授与され、サンフランシスコ大学やノースウェスタン大学の英語学校に 1学期間留学するプログラムが用意されています。また、今年は、先生や上級生と英語でコミュニケーションを楽しむ "Enjoy Communication Camp" を実施します。

あなたも「英語の恵泉」であるECで、英語を使ったコミュニケーションにチャレンジしてみませんか。

英語コミュニケーション学科 教授 長阪朱美(学科主任)
担当科目:英語教育基礎演習、英文購読他

恵泉のAO入試について その1

2009年06月01日

「夢はケータイ小説家!? ~日本語日本文化学科~ 」

日本語日本文化学科は、(1)日本語・日本語教育、(2)文学(古典文学・近現代文学)・文芸創作、(3)文化史(日本史・美術史・メディア社会学)を学ぶことができる学科です。

AO入試は、日本語の勉強をして、日本語教員になりたいという人にも、文学の勉強をして、国語の教員を目指す人にも、日本のことを勉強したいが、日本文学か日本史か迷っているという人にも開かれています。

最近多くなっているのが、文芸創作志望の人です。高校の文芸部に所属し、面接の際に、製本した作品を持ってきてくださる方もいらっしゃいます。もちろん、まだまとまったものを書いたことがないという人でも、入学後のさまざまなカリキュラムを取ることで、授業の終わりには、立派な作品集を編むことができるようになります(写真は、今までの作品集です)。メディア社会学の授業で、メディア・リテラシーを身につけた上で、文芸創作のノウハウを学び、将来、携帯小説家として、羽ばたいてくれる卒業生が出てこないかと、密かに期待しているところです。

エントリーを希望している人は、ぜひ恵泉のHPからシラバス(授業計画)をご覧になって、入学後には、どのような勉強をしたいのか、考えておいてくださいね。

恵泉女学園大学シラバス2009
https://syllabus2.keisen.ac.jp/cgi-syllabus/syllabus_top_menu.exe?year=2009&preview=0

日本語日本文化学科 教授 稲本万里子(学科主任)
担当科目:日本文化史研究 II(美術)他