恵泉女学園大学

大学と高校との違い その1

2009年07月06日

「学問に対する姿勢」

一番の大きな違いは学ぶ人の学問に対する姿勢だと思います。大学は高校と同じで学問(勉強)をする場です。しかし教わる場ではないのです。大学は自分で自分の目指す目的に向かって、学問を習得、追求していく場です。

そして大学は安住の地ではありません。大学に入学すると、多くの人は4年後の卒業を目指して、社会に巣立つための自分を作り始めます。だから大学に入学する以前に、自分の生き方、生きていく目的について、結論は出さなくても良いから、考えておいてほしいと思います。大学に入学してからそれらを考えることも可能です、しかし4年間という社会に出るまでの期間を、可能な限り内容の濃い充実したものにするためには、私はそれなりの準備をして欲しいと思っています。

恵泉女学園大学は、自然に恵まれた花いっぱいの静かなキャンパスで、学生それぞれの目的に合わせた少人数教育を行っています。
そこで4年を過ごした卒業生は、卒業式で創立以来受け継がれてきたランターンより一人ずつ自分のキャンドルに火を受け、創立者 河井道訳詞の『ひかりよ』の歌に送られて、社会に巣立っていくのです。

ひかりよ
ひかりよ やみをさらせ まひるのうちに 住ませたまえ
まことよ わが目をあけ 聖き道を しめしたまえ
さかえよ ながよろこび 賤が身にも うつしたまえ
いのちよ 世をきよめて ながものとぞ ならせたまえ
ああ愛よ わが身をすて 友のために 生かしたまえ

この歌詞にあるとおり、恵泉女学園大学は社会のために働く、多くの人材を輩出しています。

法人本部 事務局長 金子博