KEISEN Campus News by Teachers
教職員が恵泉にまつわる様々なことを紹介します。
恵泉からのクリスマス その4
2008年12月22日
「クリスマスチャリティーコンサート2008」大学の最寄り駅の多摩センターでは街中がクリスマスのイルミネーションで飾られ、お店からはクリスマスソングが聞こえています。
さて先日20日に恵泉女学園大学のチャペルでは、クリスマスチャリティーコンサート2008が行われました。毎年多くのお客様に来ているこのコンサート。今年はなんと11月下旬にはチケットが売り切れてしまうくらいの人気でした。
コンサートでは、本学のハンドベルクワイアの美しいハンドベルの音色と、聖歌隊の歌声がチャペルいっぱいに響き、クリスマスのひと時を大勢のお客様と過ごすことができました。
このチャリティーコンサートでは、チケット代金や販売品の収益をすべて恵泉女学園大学のクリスマス献金として施設や団体にお送りしています。
今年の販売品の中にとてもかわいいキャンドルやおいしいクッキーがあったのですが、これらすべては学生ボランティアの皆さんで作られたものでした。
音楽だけではなく影で支えている多くの方の心の暖かさをも感じるコンサートでした。まだこのコンサートにお越しになったことのない方もぜひ来年チャペルでお会いできるのを楽しみにしています。
We wish you all for a wonderful Christmas!!
キリスト教センター スタッフ 村松弓
恵泉からのクリスマス その3
2008年12月15日
「クリスマスリース」皆さん、クリスマス前のアドヴェントの期間、どのようにお過ごしですか?
恵泉では今、学生教職員が作ったリースをキャンパスのあちこちに飾り、チャペルのアドヴェントリースのろうそく4本のうち3本に火を灯しています。こうして、キリスト降誕の喜びに満ちたクリスマスを迎えようとしています。
リースは輪状につながっていて、終わりがないことから、「永遠の愛」を表していると言われています。クリスマスにリースを飾るのは、「永遠に続く神の愛」を意味するからなんですね。
クリスマスカラーの赤は「イエス・キリストが十字架で流した血の色」を、緑は常緑樹が年中緑であることから「永遠の命」を表しています。
今年は、チャペルのパイプオルガンの前にも、ヒムロの特大リースを飾りました。ヒムロの緑とリボンの赤だけのシンプルなリースで、私の今年一番のお気に入りです。
園芸準備室 菊地牧恵
恵泉からのクリスマス その2
2008年12月08日
「アドベントカレンダー」
アドベントはキリスト教の暦で世の光であるイエス・キリストの到来を待ち望む備えをする期間ですが、キリスト教が文化として根付いている国々では、この時期にデパートやお菓子屋さん、おもちゃ屋さんに「アドベントカレンダー」というものが登場します。
多くのものはたいてい日付のついた小さな窓がついていて、その日にそこの窓を開けると、中から綺麗なイラストや、おもちゃ、チョコレートが出てきます。日本でも数年前からデンマークのブロック会社のものが紹介されたりしていますし、米国資本のテーマパークでもおかしが入ったものが売り出されているようです。

キリスト教センターにも、12月の1日からアドベントカレンダーがかけられ、その日一番にセンターを訪れた学生が、その日のポケットからプレゼントとメッセージを受け取っていいことになっています。
クリスマス当日までの日々を一日ずつ、大切に待ちつつすごしたいものです。
キリスト教センター キリスト教教育主任 柳下明子
恵泉からのクリスマス その1
2008年12月01日
「アドヴェント」クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝うキリスト教三大祝祭のひとつで、もとは「キリストの礼拝」を意味します。11月30日に一番近い日曜日から4週間を経て12月25日にいたる期間は「アドヴェント」(待降節)とよばれる、クリスマスを迎える準備の期間とされています。アドヴェントとは、「到来、到着」を意味します。
この期間には4つの日曜日が含まれていますが、教会と家庭では4本のろうそくを並べて立て、クリスマスを待ち望みます。
第1の日曜日には端の1本にだけ火を灯し、第2の日曜日にはその隣の1本に、と次々に火を灯し、第4の日曜日に全部の火を灯すと、その週にクリスマスが到来します。
輪状の飾りに4本のろうそくを立てたものは、アドヴェント・リースと呼ばれます。
ろうそくの色は考え方によって違いがありますが、恵泉では待ち望む気持ちを表す紫を第1・2週に、喜びを表す赤に近いオールドローズを3週に、4週目には再び待望の紫に火を灯しています。
そしてクリスマスには全部のろうそくを喜びを表す赤に変え、中央にはイエス・キリストを象徴する白いろうそくを1本立てています。
今年は11月30日の日曜日に最初のろうそくが灯されました。
園芸文化研究所 准教授 本多洋子
担当科目:園芸芸術入門
スポーツの秋 その3
2008年11月24日
「苦しさと爽快感と」学校の「体育」にはなじめなかった私ですが、三十代の一時期、ふとしたことからボクシングジムに通い始め、試合にまで出た思い出があります。そのころのことを思うと、苦しいトレーニングや減量、怪我の痛みと同時に、1日の練習を終えた時の不思議な爽快感がよみがえってきます。汗をぼたぼた落としながら疲れ果ててリングを出ようとする時、なぜか身体の内側からシャワーを浴びたような気分がわき起こり、よし、明日も練習に来ようという思いをかき立てられたものでした。
今年の9月、北京の大学院に集中講義に行き、授業の合間にパラリンピックを観戦することができました。「ゴールボール」という目の不自由な方の球技に、私もよく知る本学の卒業生、高田朋枝さんが出場していたのです。コートの中を機敏に動いて活躍するその姿、試合終了後の充実感に充ちた笑顔を見ながら、私は、彼女が、練習の苦しさと爽快感の間を、何万回行き来しながらここまでたどり着いたのだろうと、思いをめぐらせました。
年齢をいいわけに背中を丸めがちな今年の晩秋ですが、高田さんの姿に思いをはせつつ、少しだけ北風の中に出てみようかな、と思っているところです。
日本語日本文化学科 准教授 篠崎美生子
担当科目:日本語基礎演習IV(文学)