KEISEN Campus News by Teachers
教職員が恵泉にまつわる様々なことを紹介します。
恵泉のAO入試について その3
2009年06月15日
「文化学科のAO入試 ~文化学科 ~」恵泉の文化学科は、AO入試にチャレンジする、好奇心あふれる受験生を大歓迎いたします。それは知のあり方は多様であると考えているからです。一般入試ではとらえきれない、能力と人としてのあり方。どんな人にも得意なところと、苦手なところがあります。そのような中で、得意なところを大切にし、学生と教員が一緒になって成長していく、そのような知の共同体づくりを文化学科はめざしています。
「文化を学べば人間の姿が見えてくる」は文化学科のキャッチフレーズ。
アジア、ヨーロッパ・アメリカ、ゼミや授業をとおして歴史、宗教、美術などの多様な視点から文化について学んでいきましょう。
さらに、イタリア、中南米などの海外での言語・文化研修は、皆さんの視野を確実に広げることになると確信しています。
他者と出会う勇気をともに養い、国や民族といった境界を越えていく、知のワンダーランドへの旅へと文化学科は皆さんをご招待します。
文化学科 教授 李省展(学科主任)
担当科目:文化史基礎研究、比較文化論他
恵泉のAO入試について その2
2009年06月08日
「英語の恵泉 ~英語コミュニケーション学科~ 」英語コミュニケーション学科 (EC) は、「英語の恵泉」の伝統と実績を受け継ぎ、英語に力を入れた教育を行っています。
ECは、他学科より英語の時間数が多いだけではなく、ネイティブの先生とのコミュニケーションができるクラスやゼミがあります。また、日本人教員は全員留学経験があり、英語が日常的に使われているのがECです。AO入試は、「英語が大好き!」、「英語の文化に興味がある!」、「英語を使えるようになりたい!」など、意欲のある人に開かれています。外国語でのコミュニケーション能力を身につけるとき、その言語が好きであること、文化に興味があること、チャレンジすることが大きな力になるのです。
「英語の恵泉」であるECには、1年次には、ホームステイをしながらカルフォルニア大学デイヴィス校で学ぶ4週間の英語現地実習プログラム、2-4年次には、恵泉から奨学金が授与され、サンフランシスコ大学やノースウェスタン大学の英語学校に 1学期間留学するプログラムが用意されています。また、今年は、先生や上級生と英語でコミュニケーションを楽しむ "Enjoy Communication Camp" を実施します。
あなたも「英語の恵泉」であるECで、英語を使ったコミュニケーションにチャレンジしてみませんか。
英語コミュニケーション学科 教授 長阪朱美(学科主任)
担当科目:英語教育基礎演習、英文購読他
恵泉のAO入試について その1
2009年06月01日
「夢はケータイ小説家!? ~日本語日本文化学科~ 」日本語日本文化学科は、(1)日本語・日本語教育、(2)文学(古典文学・近現代文学)・文芸創作、(3)文化史(日本史・美術史・メディア社会学)を学ぶことができる学科です。
AO入試は、日本語の勉強をして、日本語教員になりたいという人にも、文学の勉強をして、国語の教員を目指す人にも、日本のことを勉強したいが、日本文学か日本史か迷っているという人にも開かれています。
最近多くなっているのが、文芸創作志望の人です。高校の文芸部に所属し、面接の際に、製本した作品を持ってきてくださる方もいらっしゃいます。もちろん、まだまとまったものを書いたことがないという人でも、入学後のさまざまなカリキュラムを取ることで、授業の終わりには、立派な作品集を編むことができるようになります(写真は、今までの作品集です)。メディア社会学の授業で、メディア・リテラシーを身につけた上で、文芸創作のノウハウを学び、将来、携帯小説家として、羽ばたいてくれる卒業生が出てこないかと、密かに期待しているところです。
エントリーを希望している人は、ぜひ恵泉のHPからシラバス(授業計画)をご覧になって、入学後には、どのような勉強をしたいのか、考えておいてくださいね。
恵泉女学園大学シラバス2009
https://syllabus2.keisen.ac.jp/cgi-syllabus/syllabus_top_menu.exe?year=2009&preview=0
日本語日本文化学科 教授 稲本万里子(学科主任)
担当科目:日本文化史研究 II(美術)他
恵泉の入試の特徴 その4
2009年05月25日
「多様な入試、まずはスプリングフェスティバルで情報収集!」高校生の皆さん、こんにちは。新型インフルエンザが心配な今日この頃ですが、お元気にお過ごしですか?
さて、恵泉の入試ですが、AO、推薦からはじまり、一般入試では2教科型、1教科型、それに小論文+面接型があり、さらにセンター利用入試と、とても多様な形態の入試が用意されています。そして、どの入試でも高校での勉強を普通にがんばっていれば何も難しいことなどありません。
とは言っても、その人その人によって向き不向きはやはりあります。
例えば、「筆記試験は苦手だけど、部活や生徒会活動など夢中になって取り組んでいたことがあって、それを人にうまくPRできる」というような方はAO入試が向いているでしょうし、逆に「自己PRは苦手だけど、筆記試験は得意」という方は一般入試が向いていますよね。ですから、各入試の内容や特徴と自分の適性を知ることが、どこの大学を受験するにしても大事なことになってきます。そして、そのための一番の近道は大学に足を運んで、教員や在学生から直接話しを聞くことです。
そこで皆さんにお勧めするのが今週末の30日(土)と31日(日)に開催されるスプリングフェスティバル! このフェスティバルは学生が主体的に行なう学園祭とは異なり、教職員が主体となり、地域の方々に恵泉の教育内容を広く知っていただこう、という目的のもとに行なわれているもので、第1回オープンキャンパスも同時開催されます。
この季節は花壇の花々も最盛期を迎え、キャンパスがもっとも美しいときでもあり、入試のご相談のみならず、ご家族の方々にも楽しんでいただけるイベントが満載ですので、是非いらしてくださいね!
そして、私のゼミで作ったハンギングバスケットのモニュメントも是非ご覧ください!
スプリングフェスティバルで皆さんとお会いするのを楽しみにしています!!
パンフレットはこちら(↓)からご覧いただけます。
http://www.keisen.ac.jp/univ/topic/09_sf.htm
人間環境学科 准教授 樋口幸男
担当科目:園芸概論、ヒトと植物の関係学他
恵泉の入試の特徴 その3
2009年05月18日
「大学のカラー」
大学にはカラーがあるからである。とりわけ、こぢんまりした学校では、カラーが薄められないでいることも多い。恵泉女学園大学もそうした大学の一つである。そして大学のカラーは、校舎のデザインやカリキュラムだけでなく、入試問題にも反映する。これは作問者の個性とは別の話である。
さて、ここで、07年度以降の国語問題を見てみよう。まず目に付くのは、環境系の文章が頻出していることである。国際的な資源開発が環境を破壊してきた現実にふれた文章(07年)、人間中心主義の環境保護運動への疑問を表明した文章
(07、08年)、色彩が都市環境に及ぼす影響を論じた文章(09年)などである。
エコバスを最初に導入した私立大学ならではの出題傾向と言えよう。
言葉の文化的背景を論じた文章も多い。昨年度は、翻訳文が社会的差別を是認している現状を問題視した文章や、「風流」「気疲れ」といった独特な表現の裏に固有の文化の存在を指摘する文章が用いられている。文化系学部としてスタートした大学の歴史を感じさせる。
国際平和の主張も大学のカラーと無縁ではない。原爆孤児の回想(07年)は、国語の問題文という以前に、読む者に平和の尊さを訴えかけてくる。
文化学科 准教授 高濱俊幸
担当科目:文化史基礎研究(欧米の歴史)