スプフェス会場にはナイスな被写体がたくさん。デジカメやカメラ付きケータイを持参して、イベントの感動や、とびっきりの笑顔を撮影して、フォトコンテストに応募しよう!
決定的瞬間を写した「Good Viewフォト」には賞品を差し上げます。
大学のキャンパスが花と緑で彩られる美しい季節に開催される「スプリングフェスティバル」の一環として実施されました「『スプフェスを撮ろう!』Good View フォトコンテスト」にご応募頂きまして、ありがとうございました。フェスティバルにお出でくださった方々が、写す側、写される側ともども楽しんでくださった様子が、よく伝わる作品ばかりでした。被写体としては、伝統のメイポールダンスと初参加のポニーが、圧倒的な人気となりました。ここに審査の結果を発表します。写真を通じて、恵泉女学園大学のすばらしさを知っていただければ、この上ない喜びです。なお、入賞者への賞品の発送は、6月16日頃を予定しています。
なんといっても、恵泉名物のメイポールダンスです。それもこの瞬間を止めたことがこの写真のおもしろさに繋がりました。緑色の布を持っている学生さんの笑顔、素敵ですね。そして彼女が見ている右の女性(赤の布を持っている女性)の顔は見えませんが、でも、緑色の女性の顔から、絶対に楽しんでいることが想像できます。それだけではありません。左でオーガニックTシャツを着て、赤い布を持っている学生さんの少しだけ緊張し、すましている様子から、大勢の人の前でダンスを披露するドキドキ感を感じることができました。写真の魂は細部に宿ります。この写真では、ポールを持っている方々が全体重をかけてポールを支える姿から、一見楽しいだけに見えるこのダンスが、いかに陰の力によって支えられているのかを感じることもできます。文句なく面白い写真です。
ポニーと対面した幼児ですが、「おや、おれより小さいやつがいるなぁ~」と貫禄を見せるポニーの言葉が聞こえてきそうです。子どもは髪の毛の感じから1歳くらいで、まだ言葉も十分に話せないのでしょう。それにたぶんポニーと対面するのは生まれて初めてのこと。人間ではないけど、自分より圧倒的に大きな生き物。お母さん?に抱えられながら、その生き物を、指さし、「あれ、あれ!」と言葉にしているのかもしれません。言葉ではまだ表現できないけど、「すごく大きな生き物がいるよ!」とお母さんに言いたかったのでしょう。そんな光景を写真から読み解くことができます。
満面に笑みを浮かべた女性。その女性を囲むように緑、黄色、赤の布が走っています。メイポールダンスのポールは写っていません。また大勢の人も写っていません。しかし、「恵泉」「色とりどりの布」「楽しそうに手を広げている」といういくつかの要素が重なった時、そして恵泉関係者であれば、「メイポールダンスを踊っている場面!」とすぐにわかります。そして、彼女の周りでは大勢の人が踊っていること、また音まで聞こえてくるでしょう。彼女の笑みにはそう、見る者に想像させるほどの力があります。
出品作のテーマで目立ったのが、メイポールダンスでした。とにかく絵になる光景です。手前の二人はいかにも楽しげで、手のブレは動きを表現しています。画面の奥に写っている参加者たちも、シャッターを意識することなく、無心に踊りの輪に加わっています。ここには「主役」はいないのかもしれません。それぞれが思い思いに楽しんでいるのが感じられます。メイポールダンスは短期大学時代から続く「スプフェス」の名物なのです。
※審査員賞につきましては3名の受賞を予定していましたが、1名については該当者なしとさせていただきます。
何枚かポニーの顔を撮った写真はありましたが、一番近寄ったこの写真がポニーのベストショットです。まず背景が入らないほど近寄ったことで、見る者は純粋にポニーの心を想像できます。目に浮かぶのは諦観か、悟りか?目の前のカメラをじっと見つめながらも、しかし、それに興奮するのでも、怒るのでもありません。また諦めるのでも、絶望するのでもありません。ただひたすら、心を空っぽにしてカメラと撮り手を見つめているのです。こんな眼差しを持った人間には、なかなか出会えません。かなり修行の進んだ僧か、はたまたこれから起こそうとする行動に対し、命をも賭す覚悟を決めた者だけが持ちうる従容とした精神。それがこのポニーの目から浮かび上がっているのです。私もこんな目を持つ者になりたいと思いました。
これもポニー関連の写真ですね。こちらも車いすに座っている方の笑顔がいいですね。でもそれ以上に、車いすをおしている男性の笑顔が素敵です。画面の中で笑顔を見せる二人から、二人のとても温かい人間関係を感じ取ることができます。笑顔は「動き」です。そして動いている一瞬を切り取ることで、逆にその時の様子が、写真を見る者の頭の中で動き出すのです。写真のおもしろさは、こういう所にあるのです。
本学主催の「スプリングフェスティバル」(2010年度)を対象とした作品とします。
最優秀賞(1名):デジカメ(FinePix)・化粧品セット・図書券 5千円ぶん
審査員賞(3名):デジカメ(FinePix)
佳作(若干名):図書券 3千円ぶん
レディス賞(若干名):化粧品セット
宗雪雅幸(本学園理事長・元富士フィルム社長)
桃井和馬(本学園評議員・写真家)
高濱俊幸(本学准教授・写真家)
応募作品は未発表のもので、他のコンテスト等に応募されていない自作品に限り、1人5点までとします。
なお、応募作品は一切返却しません。
また、本応募要項に反する場合、応募条件を満たさない場合、その他主催者が不適当と判断する場合は、応募を無効とし、応募作品を削除させていただく場合がございます。
第三者からの権利侵害など法律上の問題については責任を負いかねますので、被写体に人物が含まれている場合は被写体本人の事前承諾を得るなど、応募者本人の責任において対処してください。
デジタル作品に限ります。携帯電話付属のカメラによる作品も可。
応募は5月29日からウェブサイト(このページ)・モバイルサイトで受け付けます。
2010年5月29日(土)~2010年6月2日(水)送信ぶんまで有効
ご応募いただきました作品につきましては、本学コンテスト審査委員会で厳正な審査の上、最優秀賞等を決定します。なお、審査に関するお問い合わせは一切お受けできません。
発表は、6月11日(金)に、本学ウェブサイト・モバイルサイトで発表します。また、受賞者には賞品をご自宅に送付します。
作品の著作権は撮影者に帰属しますが、期間を定めず本学HP上に公表されます。予めご承諾の上、ご応募下さい。この目的のため、応募作品を複製、翻案、公衆送信等することを無償で許諾するものとします。