障がい学生支援について
障がい学生への支援について
本学では1990年、全盲の学生1名の受入れに始まり、主として視覚障がいのある学生を恒常的に受入れてきました。 2003年度より本学は学習支援制度を設け、障がいのある学生の学習支援を行っています。
障がいのある学生を受入れている大学等において、「授業保障」という言葉が用いられています。障がいのある 学生が､一般学生と同様の環境で学べるよう、各受入れ大学は 必要な支援を保障する責任があるという考え方が、高等教育機関の基本的な共通認識です。
本学では、個々の利用学生に対応した適切な支援を行うため､ 障がいの内容とともに本人の事情、身体的機能的側面の状況など､当事者である利用学生と話し合いながら、学内教職員の連携により、現状で可能なかぎり必要な支援を進めています。
◆入学前の支援（支援の窓口）
◆入学後の支援（支援の窓口、支援体制、支援申請等）
◆障がいに応じた対応（視覚障害、聴覚障害、その他の障害）
◆学生による支援の輪（学生支援者の輪に参加したい方へ）
入学前の支援（支援の窓口）
(1)入学相談、入試における特別措置などへの対応
入試広報室：Tel.042-376-8217 Fax.042-376-8604 e-mail: nyushi@keisen.ac.jp
(2)合格手続後、入学前面談の他、入学後の対応
学生課：Tel.042-376-8213 Fax.042-376-8218 e-mail:gakusei@keisen.ac.jp
入学後の支援（支援の窓口、支援体制、支援申請･相談）
支援の窓口
学生課：Tel.042-376-8213 Fax.042-376-8218 e-mail:gakusei@keisen.ac.jp
学生課は、障がいのある学生および保証人、友人、教員からの修学支援に関る相談窓口となる他､学外支援者、場合により出身校教員などとの連携･調整を含め､対応いたします。
支援体制
障がい学生支援担当者会
必要に応じて開催される全学的組織であり、本学の障がい学生修学支援を代表する窓口です。
障がい学生の修学支援に関る課題･問題について、全学的な視点で統括･運営･調整を図ります。
連絡は学生課へ
支援申請･相談
1.障がい学生（利用学生）から学生課への支援申請･相談
2.学生課による、個別支援内容の確認･調整・連絡
3.障がい学生支援担当者会による、個別支援内容の確認・承認
4.教務課または学生課による、担当教員への個別学生毎の配慮要請事項の伝達
5.学生課による学内支援学生の育成･登録（ノート･PCテイカー）
6.学生課による利用学生のための支援内容に応じた支援学生の配置･調整
障がいに応じた対応
視覚障がい学生への支援
学内に点字室があり、視覚障害者用の点字ﾌﾟﾘﾝﾀｰ、音声読上げソフト等を含むパソコン一式の他、各種 サポート機器類が設置され利用することができます。
【ガイドヘルプ】
入学式、入学時ガイダンス期間、卒業式等特別に必要な場合のみ。
【テキスト等点訳】
学外点訳者（ボランティア）へ取次ぐ。遅くとも使用の2週間前までに教務課に依頼する。
【音訳・対面朗読】
授業等における視覚情報を、音声にして伝える方法。
【その他】
個別事情･状況を確認し、必要に応じ担当教員に配慮を要請する。
聴覚障がい学生への支援
支援者用のノートテイク用具、パソコンテイク機器は学生課にて貸与いたします。
【ガイドヘルプ】
入学式、入学時ガイダンス期間、卒業式等特別に必要な場合のみ。
【ノートテイク】
授業等における音声を文字情報（要約筆記）にして伝える方法。
【パソコンテイク】
授業等における音声をパソコンに、文字情報にして入力して伝える方法。
【手話通訳】
その場の音声を手話に、手話を音声に変換して伝える方法。
（入学式、卒業式など大学行事の他、特別に必要と認められた場合）
【その他】
個別事情・状況を確認し、必要に応じ担当教員に配慮を要請する。
その他の障がい学生への支援
原則として本人からの申請に基き、個別事情･状況を確認するとともに、本学が特にその必要を認めた場合に対応する。
※障がいの内容等が確認できる何らかの書類（診断書等）が必要となります
学生による支援の輪（学生支援者の輪に参加したい方へ）
利用学生の立場にたち、ノートテイク、パソコンテイクなどに責任を持って必要な支援を担う学生を、随時募集しています。
（学内で開催するノートテイク入門、ノートテイク応用実践、パソコンテイク入門講座等への参加が必要となる）
ノートテイク、パソコンテイクなどの授業支援者は、障がい学生支援課に登録の上、支援者の輪に参加していただきます。
授業支援者には、有償ボランティアとして時間数により謝金を支払います。