恵泉ディクショナリー
『日本語の森へ』日本語日本文化学科
[日本語の森へ]
『日本語の森へ』とは
日本語日本文化学科の1年生が、秋学期の「日本語能力Ⅱ」において、多種多様なジャンルの文章を作成し、その中から選りすぐった作品を集めた文集のこと。具体的には、アクロスティック(折句)、物名、回文、川柳、詩、恵泉キャッチコピー、ブックレビュー、空想物語、恵泉ニュース、模倣文、擬古文などの多様なジャンルの文章が含まれる。2005年度から継続して発行されており、学内における配布はもちろん、学外(例えば学生の出身校、多摩フェスやオープンキャンパス参加者など)へ配布される。
アクロスティックから例をあげてみよう。これは5・7・5・7・7の短歌形式で、各句のはじめの文字を合わせると、短歌の題になるというものである。「黄金色・路面をうめる・もみじの葉・かさねがさねの・絵柄をつくる」、題「衣替え」という具合である。「蚊帳の外・ただ見てるだけ・おとなしく・もっと近くに・いれたらいいな」、題「片思い」なんて切ないものも。
日本語日本文化学科の1年生は、このような日本語のトレーニングを積むことによって、日本語表現を豊かにしていくのである。
2010年03月18日 筆者: 山田 昌裕 筆者プロフィール(教員紹介)