恵泉ディクショナリー

石油危機(オイルショック)国際社会学科

[せきゆきき]  Energy crisis

石油危機(オイルショック)とは

石油(原油)価格の暴騰をさし、1970年代に2度発生した。第一次石油危機は1973年10月の第四次中東戦争を契機としており、OPEC(Organization of Petroleum Exporting Countries。石油輸出国機構)が原油価格を1バレル約3ドルから12ドルへとほぼ4倍に引き上げたため、世界経済がパニックに陥った。イラン革命の混乱が見られた1978年末から79年には、原油市場価格の急騰、OPECの段階的価格引き上げ措置などにより、第二次石油危機が発生した。原油価格は78年半ばの1バレル約13ドルから、80年代初めにはおよそ40ドルへ上昇するなど、ほぼ3倍に高騰した。

2011年12月08日 筆者: 坂井 誠  筆者プロフィール(教員紹介)

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