恵泉ディクショナリー

プロダクト・ライフ・サイクル論国際社会学科

[ぷろだくと・らいふ・さいくるろん] 

プロダクト・ライフ・サイクル論とは

企業の海外進出を製品のライフサイクルという概念に基づいて説明したヴァ―ノン(アメリカ)の理論。製品のライフサイクルが導入期、成長期、成熟期、衰退期と進むにしたがって、当該製品の生産技術が模倣され、生産コストが低下するので、他の企業による製品の模倣が可能になる。これに対抗して、当該企業は自社の競争上の優位が失われないように、工場の立地を海外に変更していく。このことによって、新製品が先進国で開発、生産されてから発展途上国に生産が移るまでの貿易と直接投資(現地生産化)の変化を説明することができる。

2011年12月08日 筆者: 坂井 誠  筆者プロフィール(教員紹介)

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