おざわ ゆか 恵泉女学園大学卒業、日本大学大学院芸術学研究科博士前期、博士後期課程修了。芸術学博士。専門は音楽学。現在、日本大学藝術学部非常勤講師、そのほか、恵泉女学園大学、桜美林大学、茨城県県南生涯学習センター、調布市西部公民館音楽講座などで教鞭を執り、講師業のかたわら、演奏会つき講演会、執筆業などを積極的に行っている。近著には『歌舞伎辞典』(柏書房)がある。
クラシック入門講座 〜愛する人々のための音楽〜
主催:研究機構
講師:
小澤 由佳
母校である恵泉で公開講座を担当させて頂いて10年目となります。クラシックをもっと多くの方に身近に感じて頂けないか、そのために自分の専門知識が役に立たないか、という想いから始めた講座でしたが、現在ではたくさんの受講生さんに囲まれアットホームな雰囲気の中で、のんびりと音楽を学ぶ講座となりました。 受講生さんの優しい眼差しに感謝しております。さて今年の秋講座は「愛する〇〇に捧げたメロディー」をテーマに、いくつか名曲と言われる作品を取り上げ、作曲者のメッセージを受け取るという内容にしました。どの作曲家にとっても「女性」は人生の鍵となっています。それぞれの作品にどんなエピソードが隠されているのか、一緒に考えていけたらいいなと思っています。これまでどおり初心者向けの講座です。
時間・曜日
◆ 開催時間:10:40~12:10
◆ 開催曜日:木曜日
日程
第1回 初回はバッハから! 〜 妻に捧げた名曲?!「シャコンヌ」 〜
開催日:2018年9月27日
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初回はJ.S.Bachの名曲「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調」のお話を。この終曲には有名な「シャコンヌ」が登場します。バッハはこの作品にどんな想いを込めたのか・・・考えていきましょう。
第2回 バッハが愛した作曲家ヴィヴァルディ 〜生徒たちへ想いを込めて!『調和の霊感』の魅力〜
開催日:2018年10月11日
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バッハはイタリアのヴァヴァルディに大変な刺激を受けました。そのヴィヴァルディは若い頃、ピエタ慈善院(孤児院)の音楽教師を務めており、ピエタの生徒たちのために多くの音楽を書いています。『調和の霊感』より第6番、第11番を例に、ヴィヴァルディの想いを考えていきましょう。
第3回 モーツァルトの登場 〜 母に捧げた名曲?!「ピアノソナタ イ短調 KV310 〜
開催日:2018年10月25日
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モーツァルトの父レオポルトが「ステージパパ」だったことは有名な話ですが、「お母さん」はどのような存在だったのでしょうか。モーツァルトがお母さんのために書いた?と言われる「ピアノソナタ イ短調 KV310 」を鑑賞します。
第4回 もう一つピアノソナタの名曲を!〜ベートーヴェンが恋人に捧げた「月光」〜
開催日:2018年11月8日
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ベートーヴェンの生涯には多くの女性が登場しますが、有名な「月光ソナタ」は、その中の一人の女性に贈られたと言われる作品。その恋の行方は??音楽から、ベートーヴェンの想いを受け取って見ましょう。
第5回 ショパンの音楽と恋人 〜ひっそり恋人に捧げた名曲「ワルツ変イ長調 Op.69-1」〜
開催日:2018年11月22日
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「ピアノの詩人」と言われるショパンの残した音楽はピアノ作品が主となっています。ほとんどは「献呈」されており女性の献呈者もたくさんいましたが、公にせず、こっそりとある女性に「プレゼント」した作品が「ワルツ変イ長調 Op.69-1」。ショパンの恋文を音楽で読みましょう。
第6回 シューマン から妻クララへ音のラブレター 〜『クライスレリアーナ』を中心に〜
開催日:2018年12月6日
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シューマンと妻クララの物語は、映画にもされるほど大変に有名なものですが、改めてそれらを「音」で聴いてみると、シューマンの妻への溢れる愛を感じます。結婚する前に作られたピアノ曲集「クライスレリアーナ」と結婚式で贈られた「献呈」を鑑賞します。
第7回 クララに魅せられたもう一人の作曲家ブラームス 〜「ピアノ四重奏第3番」を中心に〜
開催日:2018年12月13日
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シューマンの妻クララとブラームスのエピソードも有名なところです。年内最後の講座は若いブラームスが苦しい恋心を音にした「ピアノ四重奏」と、晩年にクララに送った「間奏曲 Op118-2」を鑑賞します。
第8回 恋多き作曲家・ドビュッシー 〜「亜麻色の髪の乙女」に秘められた恋心〜
開催日:2019年1月10日
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女性スキャンダルで有名なドビュッシーは、若い頃から多くのエピソードが伝えられています。一方でその美しい音に魅了される方も多いと思います。ドビュッシーが若い頃に恋をした気持ちを、音楽で聴いていきましょう。
第9回 最終回は・・・母に捧げるメロディー 〜グリーグ、ドヴォルザークの作品より〜
開催日:2019年1月24日
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「女性」は作曲家の人生の鍵となっているというテーマでの学びの最後は、やはり「母」への音楽。ドヴォルザーク、グリーグの「小品」を鑑賞します。
講義データ
講義名 | クラシック入門講座 〜愛する人々のための音楽〜 |
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講師 | 小澤 由佳 |
講座番号 | 118539 |
場所・交通アクセス | 本学・多摩キャンパス 恵泉女学園大学の交通案内 |
定員 | 25名 |
期間 | 2018年9月27日から 2019年1月24日 (全9回) |
受講料(材料費・費用) |
全回申込のみ 全9回:18,000 円 |
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お申し込みについて
受付終了
開講決定
申込締切:2018年9月17日(月)
詳しいお申し込みの手順、受講料のお支払い方法等は受講手続きのご案内ページをご覧ください。
※申込締切日は各講座により異なりますのでご注意ください。