クラシック入門講座 〜名曲案内その1 バロックから古典派まで〜

母校である恵泉で公開講座を担当させて頂いて11年目となります。
日本では敷居が高いと思われがちのクラシックを、もっと多くの方に身近に感じて頂けないかという想いから始めた解説付き入門講座です。毎回、たくさんの受講生さんに囲まれておりますが、興味はあるけれどなかなかクラシック音楽は億劫だという方から、日頃聴いている音楽をもう少し掘り下げて聴いてみたいという方まで、様々な方がいらっしゃいます。アットホームな雰囲気の中で、のんびりと音楽を一緒に学びませんか?
今年度から次年度にかけて、いわゆる「名曲」と言われる作品を時代ごとにピックアップし、作曲者の生涯や創作背景などと絡めながら、鑑賞のアプローチをしていこうと思っています。これは、かつて作曲家メンデルスゾーンがドイツで取り組んだコンサートプログラムの企画案からヒントを得ました。作品としては「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」「熱情ソナタ」が登場します。音楽作品を通して音楽史学び、そして作品理解を深め、同時になぜ「名曲」となっているのか、「名曲」とはなんだろうかということを、ご一緒に楽しく考えていけたらいいなと思っております。