有機農業実践講座(春)ー恵泉流有機園芸から学ぶSDGs-

主催:研究機構 講師: 澤登 早苗  

畑の授業、「生活園芸Ⅰ」を1年生の必修科目としている恵泉。「循環」「共生」「多様性」を基本とした有機園芸で野菜を育てながら、地域資源を活用し、化学肥料や農薬が要らない、自然循環機能を活かした有機栽培で野菜を育てることが、なぜ、SDGsの目標達成につながるのか学びます。自分で大地を耕し、野菜のタネを播き、収穫して食べてみたい、今まで野菜を育てたことはないけれど・・・そんな方にピッタリです。授業と同じように二人一組で決められた区画を耕し、野菜を育てて、収穫して持ち返って食べる。収穫物を一緒に食べることを楽しむ、等など「生活園芸」の授業を追体験していただきます。そして、有機園芸を楽しみながら、土の健康と人の健康、コミュニティーのあり方、食と農など、持続可能な社会について、SDGsとの関係について、一緒に考えてみませんか。ご家族・お子さん連れでの参加も大歓迎です。

◆栽培予定の作物:キュウリ、インゲン、ルッコラ、サトイモ、ショウガ、ジャガイモ、パクチー、ナスタチウム、クウシンサイ、ダイズ等

◆扱うトピックス:土づくりと資源循環、コンパニオンプラントと農業生物多様性、草マルチと緑肥、タネの話、自給と食料問題

*なお、サトイモ、ショウガなど講座の期間中に収穫できない作物については、11月頃に別途「収穫感謝イベント」を開催し、収穫物を食する機会を設ける(希望者のみ対象、参加費別途徴収)予定
※第2回の日程が5月13日から20日に変更になりました。ご確認の上お申し込みください。

◆指定教科書・参考図書・各回共通の持ち物
【テキスト】澤登早苗「教育農場の四季」コモンズ
【持ち物】動きやすい服装、帽子、飲み物、筆記用具、手袋、収穫袋、交換用マスク
【注意】作業着はできるだけ黒色や濃紺の色の物は避けて下さい
【コロナ感染防止対策】参加に際しては日常的に体調管理に務めていただき発熱や体調不良の際は、参加を控えていただきます。また、講座中も常時マスクを着用していただけますようご協力ください。
  

時間・曜日

◆ 開催時間:10:00~12:00
◆ 開催曜日:土曜日

日程

  • 第1回 畑作り・種まき

  • 開催日:2023年4月15日

  • ジャガイモの播種(植え方が収穫に及ぼす影響を予測する)
    4月からの種まきで十分育つキュウリの種まき
    夏野菜の為の畑作り
    ポット播き(インゲン、ハーブ類など)
  • 第2回 畑の循環・夏野菜の定植

  • 開催日:2023年5月20日※13日から日程が変更になりました。ご確認の上お申し込みください。

  • ツル性野菜のための支柱立て
    キュウリとインゲンの定植/ジャガイモ芽かき及び土寄せ

  • 第3回 サトイモ播種、サツマイモの植え付け、夏野菜の管理

  • 開催日:2023年6月3日

  • サトイモとサツマイモの植え付け
    定植した野菜の除草、誘引、追い播き

  • 第4回 夏野菜の管理

  • 開催日:2023年6月17日

  • 夏野菜の管理のポイント(雑草管理・水やりなど)
    各班の畑の管理

  • 第5回 地域の資材を利用したマルチングの意義

  • 開催日:2023年7月1日

  • 地域にある材料(剪定枝と竹チップ)を活用した持続可能な農業様式
    キュウリ・インゲン等の収穫
    ジャガイモの試し掘り

  • 第6回 ジャガイモの収穫

  • 開催日:2023年7月22日

  • ジャガイモの収穫、収量調査
    晴天時はソーラーパネルを使用して、畑にて味見
    自家採種の方法(キュウリ)
    秋野菜の種まき(ブロッコリー・カリフラワー・キャベツ・芽キャベツなど)
    振り返り

    材料費:交流会お茶代 (参加者のみ)300 円

講義データ

講義名 有機農業実践講座(春)ー恵泉流有機園芸から学ぶSDGs-
講師 澤登 早苗
講座番号 223738
場所・交通アクセス 本学多摩キャンパス
恵泉女学園大学の交通案内
定員 30名
期間 2023年4月15日から 2023年7月22日 (全6回)
受講料(材料費・費用) 全回申込のみ
全6回:(大人1名)18,000 円
 親子での参加可。お子さま(18歳以下、高校生まで)1名につき9,000円
 例:大人1名(18,000円)とお子さま1名(9,000円)での参加の場合、受講料27,000円
 *ご友人同士でのご参加の場合は1名ごとに18,000円となります。
 *お子さまのみのお申込みはできません。
友人にすすめる メールを送る(メールソフトが起動します)

お申し込みについて

受付終了 開講決定  申込締切:2023年4月5日(水)

詳しいお申し込みの手順、受講料のお支払い方法等は受講手続きのご案内ページをご覧ください。
※申込締切日は各講座により異なりますのでご注意ください。

【講師紹介】

澤登 早苗

恵泉女学園大学・大学院 教授。山梨県(牧丘町)生まれ、在住。東京農工大学農学部卒業、NZマッセイ大学大学院・東京農工大学大学院連合農学研究科修了(農学博士)。1990年代初頭より、有機農業運動、有機農業研究、有機農業をベースにした教育実践、有機果樹栽培など、有機農業に幅広く関わっている。1994年より同大で有機農業をベースとした必修の実習科目「生活園芸Ⅰ」の教育プログラムの開発に関わり、1999年より専任教員。同大人間社会学部長を経て、2013年4月より教育農場長。国内外で有機農業の指導に当たる一方、2003年~2019年まで東京南青山にある子育てセンター「あい・ぽーと」で「親子有機野菜教室」を主宰、近年は多摩ニュータウンでエディブル・オーガニック・コミュニティ・ガーデンに取り組む等、有機栽培を媒介にした子育て支援やコミュニティー再生など、にも取り組む。元日本有機農業学会会長(現理事)、やまなし有機農業連絡会議代表、日本有機農業研究会元理事・現幹事、有機農業推進協会理事、多摩市農業委員、山梨県環境にやさしい農業推進会議委員(2021年4月~)、峡東地区世界農業遺産アドバイザーなど。主著に「有機農業大全」(編著2019年コモンズ)、「教育農場の四季」(2005年コモンズ)など。山梨でブドウとキウイフルーツの有機・農薬不使用栽培を長年実践しているフルーツグロアー澤登の共同経営者でもある。