このたび恵泉女学園大学キリスト教文化研究所の後援を得て、「歴史文化学科」(現「文化学科」から名称変更)の学びの可能性を知っていただきたく、連続講座(全4回)「歴史に学び、未来を創る」を開講いたします。
異なる文化背景をもった人々が激しく行き交うグローバル化時代にあって、文化の相互理解を深めていくことは重要な課題となってきています。歴史文化学科は、歴史・地理・倫理・宗教・文学・芸術といった人文諸学を交錯させながら、奥行きをもった文化の理解を目指します。「知っているつもり、分かったつもり」に潜む暴力性を浮き彫りにしながら、文化の交差点に「道標」(みちしるべ)を築くことで、多文化共生の真の担い手を送り出します。
「世界遺産」を話題に取り上げる講座が、世界各地の文化が出会うときに生まれる豊かさとともに、相互の差異が生み出してきた歴史的・現代的課題に対して、未来への展望が得られる機会となることを願ってやみません。