キャンパスの花壇

キャンパスの主な花壇を紹介します

花壇図

花壇の植物

キャンパスの花壇は、主に学生が管理しています。キャンパス内にあるガラス室で種子から苗を育て、それを植え付けています。小さな苗が花壇に定植され、徐々に育ち、開花にいたる過程を、学生は手入れをしながら観察します。
キャンパスの花壇には、1年間に約200種の草花が植えられています。

キャンパスの植栽

1986年に開設された多摩キャンパスの植栽の設計は、恵泉園芸センター・六本木フラワーショップ次長(当時)の百瀬和子さんが、恵泉蓼科ガーデンでの経験を生かして構想したものです。ミモザ、ユキヤナギ、オオデマリ、ヤマボウシなど次々と咲く花木、新緑や黄葉の美しいケヤキ、カツラ、それらの樹木の根元に咲くレンテンローズやスズラン、赤い実のなるヒメリンゴ、ヒイラギモチ...、季節の移ろいを身近に感じることのできる植栽となっています。

ハーブガーデン

  • 5月の写真5月 エルサレム・セージと 「収穫する妖精」
  • 6月の写真6月 青のグラデーションが美しい
  • 4月の写真4月 一面のバルボコディウム

学生食堂の建物をぬけると、約500m2の通称ハーブガーデンがあります。円形の花壇とそれを取り囲むように配置されたボーダーガーデンです。中央の円形花壇にハーブが植えられているため、私達はこの一帯を通称ハーブガーデンと呼んでいます。
毎年、春と秋の2回花壇図を作成し、5月のスプリングフェスティバルと11月の多摩フェスティバルで配布しています。 この花壇図は、ハーブガーデンに設置されているポストにも入れてあります。ご自由にお持ちください。

円形花壇

中央部分の円形花壇には30種ほどのハーブが植えられています。梅雨時期には、「生活園芸 II」で挿し木実習をしますが、その挿し穂はこの花壇から採ります。
円形の中心には、高さ約3m、幅約1.5mの鍛鉄(たんてつ)製のモニュメントがあります。製作者の水上慎一氏は、恵泉生の卒業までの学生生活を「耕し、タネをまき、休息したり、水をやりながら、長い時間をかけて収穫する」とイメージし、多摩キャンパスのガーデンにふさわしいデザインにしてくださいました。
モニュメントの先端には「収穫する妖精」がいて、風の方向を指しています。下の方には「耕す妖精」がいます。この二人の妖精を、是非探しにいらして下さい。
2012年度秋の花壇図(PDF:1.8 MB)を紹介します。

ボーダーガーデン

円形花壇を囲むように、イチイの生け垣を背に配置されたボーダーガーデンには、100種類ほどの草花が植えられています。苗のほとんどは、キャンパス内のガラス室で種子から育てたものです。「生活園芸Ⅱ」の授業では、秋にここから花や葉を摘んで、小瓶に挿す小さなアレンジメントの実習をします。
2012年度秋の花壇図(PDF:1.17 MB)を紹介します。

開設当初のこと

キャンパスの植栽を設計された、恵泉園芸センター・六本木フラワーショップ次長(当時)の百瀬和子さんは、建物との調和だけでなく、感性を培う季節の変化といった観点からも植栽を検討し、さらに学生が手入れをする花壇も作っておいて下さいました。それが、現在通称ハーブガーデンと呼ばれているこの花壇です。
開設当初は短期大学英文学科のキャンパスでしたので、学生の学びのためにと、シェイクスピアに因んだ植物を植えてくださいました。しかも、「現在の園芸品種ではなく、シェイクスピアが見ていたであろう、今よりは原種に近いものを」と園芸短期大学の卒業生有志が、あちらこちらを探し回ってくださったそうです。
これからも、そのご苦労に思いを馳せ感謝しつつ、学生とともに手入れを続けていきたいと思います。

ページトップに戻る

前庭花壇

  • 夏の花壇の写真赤、ピンク、白のグラデーションが美しい初夏の花壇
  • マリーゴールドの写真夏から晩秋まで花壇を彩るマリーゴールド
  • サルビア・レウカンサの写真秋空に映えるサルビア・レウカンサ

正門を入って右手の芝生を囲むように、右側、中央、左側の3カ所に花壇が配置されています。これらは、山浩美先生の公開講座で、一般の受講生と学生が合同で、植栽管理しています。
学生が作った2006年度春の花壇図をご覧下さい。

ボーダーガーデン

ボーダーガーデン(境栽花壇)とは、建物と通路などの境界に作られる花壇のことを言います。塀や建物などの前に細長く作られ、後方に背の高い植物、手前に低い植物が植えられています。
前庭の3つの花壇のうち、左側と中央の花壇が、カツラなどの樹木を背に、芝生との境に作られたボーダーガーデンになっています。私達は手前から前段、中段、後段と呼び、前段にビオラ、中段にタマクルマバソウ、後段にジギタリスというように、背の高さを考えて植栽しています。

ページトップに戻る

三日月花壇

  • 4月の写真4月 色とりどりのパンジーが新入生を迎える
  • 5月のスプフェスに向けてペチュニアを植える学生の写真5月のスプフェスに向けてペチュニアを植える学生
  • サルビアの写真霜が降りるまで咲き続けるサルビア

食堂前のコブシの木の前に、三日月型の花壇があります。「生活園芸 II」の実習で、種子播きから植え替えまで全ての管理をしています。冬から春は色とりどりのパンジー、夏から秋は真っ赤なサルビアが、芝生に映えます。

ページトップに戻る

ロックガーデン

  • ロックガーデンの写真八重桜が咲く頃のロックガーデン
  • エリゲロンの写真 5月 岩に寄り添うように咲くエリゲロン
  • ホタルブクロの写真6月 ホタルブクロがゆれる小道

チャペル正面入り口を右手に降りると、通称ロックガーデンがあります。本来、ロックガーデンには、高山植物が植えられますが、ここでは、斜面を生かしてチャペルの壁に合った岩を並べ、その間に背の低い草花を植えています。派手ではありませんが、チャペルの落ち着いた雰囲気に合った花壇です。

ページトップに戻る

キッチンガーデン

  • 学生の手作りの看板の写真学生の手作りの看板
  • キョウナの花の写真 4月 キョウナの花が満開
  • ポテトタワーのジャガイモの写真6月 ポテトタワーのジャガイモも茂ってきた

G棟南側の三角形のわずかなスペースに、枕木とレンガで囲ったキッチンガーデンがあります。澤登ゼミの学生が植栽管理しています。野菜だけではなく、ハーブや草花も混ぜて植えることで、見た目にも楽しく作られています。
ここも教育農場と同様の有機栽培、農薬や化学肥料はいっさい使用していません。また、自分たちの手で、種子から育てることを基本としています。少量ですが多種類で、自宅の台所脇に、こんなガーデンがあったらいいな、と思うサイズとデザインです。

ページトップに戻る

シェードガーデン

  • 宿根草の花の写真5月 北側でも次々と宿根草の花が咲く
  • アジュガの写真 5月 班入りのアジュガは葉も美しい
  • ケヤキの写真11月 黄葉したケヤキに日が当たる

東門から見て、右手のレンガの階段を登ったところ、チャペル北側に、木々に囲まれたシェードガーデンがあります。ここでは、半日陰を好む植物を多く、植えていく予定です。西村ゼミの学生と園芸準備室のスタッフで、植栽管理しています。

  • 一般入試A2方式