女性活躍推進の時代と言われながら、女性の人生にはまだまだ多くのハードルがあります。女性の生き方に目を留めるとき、女子大学の存在意義、現代社会に果たすべき役割を考えずにはいられません。
韓国梨花女子大学の先進的な事例を聞き、現代日本における女子大学の教育力と、女性の人生の可能性に目を向けてみましょう。
さて、議論の余地はあるのでしょうか。昨秋開催された大学・大学院シンポジウム(女性の生涯就業力と高等教育の新しい役割)の連続企画です。
シンポジウム/講演会
女性の「生涯就業力」と女子大学の役割part2 ミニシンポジウム
梨花×恵泉 女性の生き方
開催日 | 2017年7月17日(月・祝)開場 13:00 *授業公開オープンキャンパスと同時開催 |
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場所 | 恵泉女学園大学 J棟202教室 |
主催 | 恵泉女学園大学・恵泉女学園大学平和文化研究所 |
基調メッセージ
大日向雅美(恵泉女学園大学長)
お茶の水女子大学・同大学院修士課程修了╱東京都立大学大学院博士課程満期退学。学術博士。1989 年より恵泉女学園大学に勤務、2016 年から現職。40 年余り母親の育児ストレスや育児不安を研究。NPO 法人「あい・ぽーとステーション」代表理事、子育てひろば「あい・ぽーと」施設長として地域の子育て・家族支援にも取り組んでいる。2016 年6 月男女共同参画社会づくり功労者内閣府総理大臣賞受賞。
講演
金恩實 キム・ウンシル(梨花女子大学教授、同大アジア女性学センター長)
1993 年カリフォルニア大学(UC)で学位取得、95年から梨花女子大学女性学科で教鞭をとる。 韓国の国民・国家形成と近代化過程における女性の変容をテーマに、女性の身体(「身」)に関する近代性、民族主義について研究を行う。現在はグローバル化、知識および権力と女性、アジア女性、植民地等をめぐって、ジェンダー学、近代文化史学の立場から広く研究活動を行い内外に発信を行っている。主な著作に『女性の身、身の文和政治学』、『性解放、性政治』(共著)、「 民族談論と女性」、「植民地知識人ナヘソックの近代性を問う」 など。
コメンテーター
内海房子(国立女性教育会館理事長)
国立女性教育会館理事長。津田塾大学数学科卒業後、1971 年にNEC へ入社。ソフトウェア開発に関わり技術課長を経て人事部に異動し、人事・人材育成を担当、人事担当部長等を歴任して2005 年NEC ラーニング株式会社社長に就任する。2011 年7 月から現職。
澤登早苗(恵泉女学園大学教授)
文科省奨学生としてNZ、マッセイ大学大学院留学、83年同ディプロマコース修了。東京農工大学大学院連合農学研究科修了、農学博士。恵泉女学園大学教授。日本有機農業学会会長。専門:農学(園芸学・食農教育論)。94 年から恵泉女学園大学で「生活園芸」を担当。持続可能な社会を構築するために国内外で有機農業の推進に情熱を注ぐ一方、2003 年から南青山の子育て支援施設「あい・ぽーと」で有機菜園教室を開催。食・農・環境をつなぐ有機園芸プログラムの開発を通して、そこには人が生きていくうえで必要なものがすべて含まれていると提唱し、実践的な教育により実証している。主著『教育農場の四季』(コモンズ、2005)。
お問合せ先
恵泉女学園大学(担当:土屋、野間田)
TEL 042-376- 8211(代)/042-376-8371
E-mail shomuka@keisen.ac.jp
昨年までの講演会
- 共催講演会 「戦後70年 もう一度天皇制について考えよう」ご案内
- 平和文化研究所2015年度第1回研究集会 「2016年、日韓関係の行方―朴正煕開発動員体制の変容」のご案内
- 恵泉女学園大学平和文化研究所・戦後70年特別座談会
開催のご案内 - 恵泉女学園大学平和文化研究所 平和アーカイブズ準備企画
2015年日韓国交正常化50周年にむけての特別パネル展 - 2014年度人間環境学科「現代社会学科」への改称記念特別展示
- 連続講座「東アジアで生きる」(全4回)
- 6月9日 リオ+20:地球規模の課題と市民活動
- 2012年東アジアの新たな平和をどう構築するか
- 10年度第3回 劇論◎三者会談 「ビンタン・ブサール」 10月23日(土) 13:30開演
- 10年度第2回 国際シンポジウム・韓国併合100年&光州民主化運動30周年を考える:「アジア、韓国、そして恵泉女学園」
- 10年度第1回 ミクロネシア・統治と核を超えて
- 09年度第3回 若者の貧困と日本―女子大生の視点から考える
- 09年度第2回 貧困と飢餓の現在を考える――アフリカの光と陰
- 09年度第1回 李明博政権と韓国の民主化と人権
- 08年度第5回 「戦後補償と平和学」
- 08年度第4回 「生物多様性条約」締約国会議(COP10)への取り組みについて
- 08年度第3回 外国人の人権は他人事だろうか?『世界人権宣言60周年』の年に考えること
- 08年度第1回 TICAD、G8の年にアフリカを考える:西アフリカで聞いた人びとの声、見たイニシアティブ-セネガルを中心に-