09年度第1回 李明博政権と韓国の民主化と人権
講師:韓洪九(ハン・ホンク)氏
(韓国聖公会大学教授、平和博物館建立推進委理事長)
2009年6月14日(日)午前10時-12時
恵泉女学園大学 G101教室
司会:上村英明(国際社会学科教員)
逐次通訳:李泳采(国際社会学科教員)
予約不要・入場無料
長い軍事独裁政権の下、市民の闘いで民主化を成し遂げてきた韓国市民社会。過去の国家暴力を裁く「真実和解委員会Jと「国家人権委員会」はアジア民主化の象徴としても高く評価されてきた。しかし、李明博保守政権の登場以降、言論者の逮捕、言論及び表現の自由の抑制など市民の権利及び人権が大幅に後退している。韓国の国家暴力の歴史を明らかにしながら、平和博物館設立運動を推進している韓洪九先生から、韓国の人権状況とアジアの民主化の新たな課題に関して報告を聞きます。
講師:韓洪九(ハン・ホンク)聖公会大学教養学部教授、ソウル大学卒、ワシントン大学歴史博士。
過去事件真実究明委員会委員を歴任し、韓国の国家暴力の歴史を明らかにしながら、良心的兵役拒否立法化運動、ベトナム戦争での韓国参戦と虐待の反省に基づく「平和博物館建立」運動などを実施している。