大量生産・大量消費、効率性重視など速くて、大きくて、強いものばかりがもてはやされる現代社会は、遅くて、小さくて、弱いものの価値を見失いがちです。この演習では、「スロー」をキーワードに、暮らしのあり方を見直すことから私たちの世界を持続可能な社会に変えていく方法について、グループワークを通して考えます。
授業紹介
学科基礎演習Ⅱ
近隣アジア史
「中国」といえば何を思い浮かべますか。愛らしいパンダ(熊猫)、雄大な「万里の長城」、それとも、美味しい「中華料理」、あるいは最近ニュースでよく耳にする「新疆」ウィグルの話でしょうか。なぜそれらが「中国」と結びついているでしょうか。この授業では、東アジアで数千年かけて育まれてきた多種多様で、絢爛豪華な中国の歴史と文化について、北京と台北にある二つの「故宮」の宝物を通して紐解いていきます。
学科基礎演習Ⅱ
「移民とその子ども」をテーマに、無国籍や帰化も含めた国籍法、移住の歴史的背景、移住先での問題について学びます。発表と議論、映像の補足資料によって、国によって法的地位が異なること、政策に 翻弄されつつ生きる移民の人たちの「語り」と「語られない」体験を知ってほしいと思っています。