国際社会学科

国や地域間、特定の地域に偏在する問題に現場感覚をもって取り組む人材を育成します

経済学、政治学、法学、社会学など社会科学の理論により国際情勢や格差社会の問題を考察し、現場感覚をもって国際社会で活躍する人を育成します。
複数の国や地域にまたがるグローバルな問題を考える国際関係領域と、アジア中心の地域研究領域があります。

「海外での実体験を通じて視野を広げることができました」

山崎 栞理

国際社会学科は海外に興味のある学生が多く、先生方もさまざまなフィールドで活動をされているため、沢山の意見を聞く中でどんどん自分の見識を広げていくことができるのが魅力。「学科基礎演習ゼミ」では自分の意見や考えを話す場面が多く、今まで自分が学んできたことをアウトプットする場所になっています。授業を重ねるたびにゼミの仲間との議論が深まっていく感覚を得られる充実した時間です。

国際社会学科 3年
(学年は取材当時のものです)
山崎 栞理 さん
千葉・中央国際高等学校 出身

特徴的なプログラム

少人数教育と4年間必修のゼミ

少人数クラスが多く、全員が1年次~4年次まで10名前後のゼミに必ず所属します。ゼミではディスカッションや発表を通してコミュニケーション力を身につけ、自分の力で問題を発見し解決する方法を学んでいきます。専門的学びの総仕上げとして4年ゼミの最後に卒業論文(必修)を提出します。

2023年度より「韓国語副専攻」がスタート

2023年度入学生から韓国語をもう一つの自分の専門(副専攻)にできる「韓国語副専攻」がスタートします。韓国留学とフィールドスタディで日韓のビジネスや国際協力の現場で活躍する女性を目指しましょう!

国際交流

国際性の分野で6年連続首都圏女子大1位を獲得した恵泉。その多彩な海外プログラムにチャレンジしよう。語学研修や留学では、英語だけでなく、韓国語、中国語、タイ語などいろいろなアジアの言語が学べます。国際協力や海外ボランティアに関心のある学生には、タイやカンボジアのフィールドスタディがお勧めです。国際NGOの最前線を知る教員が引率してくれます。普段のキャンパスでも韓国人と中国人の教員のゼミに参加できます。留学生活の実際の様子については、学生ブログ「国際交流いろいろ日記」をご覧ください。

1年生から参加できる海外語学研修

本年度より本格再開します!春休み、夏休み中に2週間~1カ月かけて、仲間と一緒にオーストラリア、カナダ、イギリス、フィリピン(英語)、韓国、中国を訪問し、語学を学ぶプログラムです。1年の夏休みから参加でき、奨学金制度も整備されています。初めて海外に行く人や、長期留学は不安、という人におすすめです。

フィールドスタディで体験する国際協力の現場

本年度より本格再開します!フィールドスタディ(FS)とは、海外の現場での実体験を通して、机の上の知識だけでは学び取ることのできない人間的理解を得る体験学習のことです。約5ヶ月にわたってタイに滞在し、現地のNGOや農山村などで体験学習をする長期FSと、アメリカ、オーストラリア、アジア各地域へ1~2週間程度行く短期FSがあります。

長期留学で語学力と自立心を養う

本年度より本格再開します!1年か半年間程度、アメリカ、イギリス、アイルランド、韓国、中国、台湾、タイ、フィリピンの協定校への留学制度があります。女子大ならではの安全対策・危機管理制度や手厚い奨学金制度も魅力です。語学力の向上や異文化体験を通じて、将来の夢に向かって前進しましょう。

専門を深める学びは、「領域」に分かれて行います。
2年春学期から希望の「領域」の授業を体験し始め、3年春学期までに自分の学びたい「領域」を選択します。「多文化オープンコース」のゼミを選んで、学科の枠組みを越えた自由で創造的な学びを追究することもできます。

国際関係領域

現代社会や世界の課題を知り平和のあり方を追究する

国際紛争と、その結果としての難民問題、およびそれらの背景要因となる資本主義や格差の問題に取り組みます。アメリカ、ヨーロッパを中心に、複数の国や地域が関わる国際関係を研究します。

地域研究領域

アジア諸国の社会を理解し現場で活躍する力を身につける

成長著しいアジアにおける市場拡大にともない深刻化する経済格差や環境、子どもの貧困などの問題に取り組みます。現地で活躍するための知識や技術を、アジアの言語とともに習得します。


領域共通 国際関係領域 地域研究領域
  • グローバル化
  • 格差社会
  • 気候変動
  • 脱炭素社会
  • 貧困
  • 不平等
  • ジェンダー
  • 平和構築
  • 多文化共生
  • 持続可能な開発目標(SDGs)
  • 外国人労働者
  • 移民排斥
  • ヘイトスピーチ
  • 先住民・マイノリティ
  • 子どもの権利
  • ダイバーシティ
  • 領土問題
  • 多国籍企業
  • メディア・リテラシー
  • ピースボート世界一周
  • アメリカ
  • ヨーロッパ
  • 北欧の福祉社会
  • 国連
  • 持続可能な開発目標(SDGs)
  • 国際協力
  • グローバルな市民運動
  • 国際政治経済
  • 地域紛争
  • 核兵器廃絶・ICAN
  • テロリズム
  • 多国籍企業
  • 移民労働者
  • 難民
  • フェイクニュース
  • 国際人権
  • NGO・NPO
  • 東南アジア
  • アジアの発展
  • 日本とアジアの関係
  • 朝鮮半島情勢
  • 先住民族・マイノリティ
  • 出稼ぎ労働者
  • 人身売買
  • フェアトレード
  • 従軍慰安婦
  • 日本国憲法
  • 地方創生
  • 子どもの権利

国際社会学科の卒業論文テーマ例

  • ホームレスの実態から見えた様々な事情
  • 日本の性教育のあり方について
    ~自分自身を守ることのできる力を身に付けさせる教育とは~
  • 日本におけるセクシュアルマイノリティに対する意識と当事者の困難
  • コロナ時代における若者ホームレスの現状と課題
    ―貧困を生み出す複合的な要因を中心に
  • 韓国若者の「祖国愛」に対する認識と特徴
    ―日本植民地時代を描いた3つの映像作品の分析を中心に
  • SPAブランドから見る日中韓「女性市場経済」の原動力の可能性
    ―韓国「スタイルナンダ」のオンライン戦略を中心に―
  • 日本におけるハーフのアイデンティティ形成
    ~日本とアジア系ハーフへのインタビューをもとにして~
  • 企業における社会課題への最適なアプローチ
    ―CSVの普及とその課題―
  • 外国にルーツを持つ子どものアイデンティティのゆらぎ
    ~ダブルリミテッド現象の解釈をめぐって~
  • 「 持続可能な開発」のためのコミュニティツーリズムとは
    ~サパの観光開発を事例に~
  • SPAブランドから見る日中韓「女性市場経済」の原動力の可能性
    -韓国「スタイルナンダ」のオンライン戦略を中心に-
  • 外国にルーツを持つ子どものアイデンティティのゆらぎ
    ~ダブルリミテッド現象の解釈をめぐって~
  • アジア系アメリカ人の差別問題の歴史と現状

取得できる資格/免許

めざす進路

  • アジアの日系企業
  • 金融、商社
  • キャビンアテンダント(CA)・グランドスタッフ(GS)
  • 旅行関連企業、ホテル
  • 国内外の日本語学校の教員
  • アパレル関連企業
  • NGO/NPOスタッフ、国際公務員
  • 大学院進学

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