学部の3つのポリシー

人間社会学部ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

恵泉女学園人間社会学部は、本学に所定の期間在籍し本学部の教育目標に基づく所定の単位を修め、次のような資質を備えた学生に対して卒業を認め、学士(人間社会学)の学位を授与します。

  1. 人間が社会的存在であることをより強く意識し、国内外における諸問題を認識し、これに対し強い関心をもつと同時に、解決策を考え実践する力を身につける。
  2. 国際社会学科においては、現代がグローバル社会であるという前提に立ち、地球的見地に立って平和、人権、そして戦争回避の道を探る力を身につける。社会園芸学科においては、人間が対自然の中の存在であること、また同時に人間関係の中にあること、つまり人間とは「関係存在」であることの意味を徹底的に学ぶ。それは園芸、園芸学の実践的学びと心理学の実践的学びの中で身につける。
  3. さらにどちらの学科も、国内外での実践的な学修経験を積むことにより、社会の課題に気づき解決のための思考能力と解決能力を身につける。

人間社会学部カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

  1. 恵泉女学園大学のカリキュラム・ポリシーに基づき、恵泉教育の3つの礎である「聖書」「園芸」「国際」を人間社会学部の中心に置きながら、人間社会学部に特徴的に見られる歴史、文化、園芸学、心理学への理解力を身につけるための教育課程を置く。
  2. 国際社会学科は国際関係の諸問題および地域研究に力を入れ、グローバル社会において今何を考え、何をなすべきかを積極的に考え、平和、人権、戦争回避のためになすべき課題に向き合うための教育課程をもつ。社会園芸学科は、園芸学と心理学との融合を目指し、自然の中で生きる意味と人間関係の中で生きる意味の二つを同時に考え、「関係存在」の意味の理解を、実践的訓練教育を通して実現する教育課程をもつ。
  3. 2017年度より、各学部と各学科間の壁を超えた学びの仕組みを整備し、3年次から自学科のゼミだけでなく他学部他学科の教員のゼミを選択可能な教育課程とする。

人間社会学部アドミッション・ポリシー(入学者受け入れの方針)

恵泉女学園大学人間社会学部は、次のような目的意識や意欲を持った学生を求めます。

  1. 人間が個として存在していることの意味よりも、対社会的存在であること、相手との関係存在であること、「共感」することを忘れないことを第一とする学生
  2. 物事の歴史的・文化的背景を調べる基礎的な力をもち、実践的訓練を重要視し、主体的に学ぶ意欲のある学生
  3. 異文化への関心を広げ、自然との共存、また他者との共存について真剣に追求したいと考えている学生

入学者選抜においては、受験生が身につけた能力を幅広く評価するために、以下のような入学試験を行っている。
「一般入試」においては、本学独自の入学試験によって、高等学校等までに身につけた基礎的な学力、思考力、表現力を評価する。
「大学入学共通テスト利用入試」においては、大学入学共通テストの成績によって基礎的な学力を評価し、合否を判定する。
「学校推薦型選抜(指定校推薦)」においては、推薦指定校としている高等学校に大学から推薦の条件を示し、面接試験を通して本学で学ぶ意欲があることを確認している。
「総合型選抜(AO)」においては、模擬授業とレポートを通して基礎的な学習能力を評価するとともに、面接試験によって人物と学習意欲を判断し、合否を判定している。
上記の他「社会人入試」「編入学入試」「留学生入試」において、小論文と面接を通して基礎的な学習能力と学習意欲を評価し、合否の判定を行う。