2013年10月10日(木)、13日(日) 、稲刈りをしました!
6月田植え後の夏の日照りで、稲穂が垂れるか心配していましたが、今年も無事に収穫できました。
10月10日は、社会園芸学科の1年生全員と、国際社会学科・人間環境学科の1年生数十名と教員が、授業の中で行いました。稲刈りと同時に、はざ掛け(おだ掛け)の馬作り。竹を組んではざ(おだ)を立て、刈った稲を掛けて干しました。この日は、うるち米の田んぼ1枚半の稲刈りを終えました。
10月13日は、園芸課外活動で、有志の学生・教職員と地元の方々で行いました。残ったうるち米の田んぼ半枚と、もち米1枚の稲刈りを行いました。
充分天日干しができたら、地元農家の小林重一さんのお宅で機械をお借りして、脱穀、籾すりをします。そして11月9日(土)、10日(日)に開催される恵泉祭で、学生がこの田んぼの新米を炊いて、皆さんに試食していただくコーナーを設けます。夏の日照りで収量や食味に多少の影響があるかもしれませんが、思いのこもったお米の味は格別に違いない!と思います。ぜひ、お立ち寄りください。
我らが師匠・儀平さんに教えていただきながら、地元農家、NPOみどりのゆび、町田市と共に、里地里山保全の一環としての田んぼ再生に取り組んで3年目。3年前、9年ぶりに田んぼに水が入ったのを見た儀平さんが「田んぼらしくなったな」としみじみおっしゃったことを思い出します。これからも儀平さんの思いを継いでいきたいと思っています。
以下は、10月13日に参加した学生からの報告です。
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秋晴れの心地よいお天気のなか、園芸課外活動の田んぼで稲刈りを行いました。学生や教員、地域の年配の方、家族連れの方などが20人程集まりました。
田んぼの稲は、うるち米ともち米の2種類です。ある程度稲を刈ったら、大人が適当な量の稲を藁で束ね、それを子どもたちが運び、「おだ掛け」をしました。最後は落穂拾いもしっかり行いました。役割分担しながら効率的に作業を進めることができたと思います。
「おだ掛け」とは、竹を組んでできた「おだ」に稲を掛け、天日干しすることを言います。小さな子どもも自分の手で掛けられるように、低い位置にも竹を組んで皆で行いました。
「稲刈りってこんなに楽しいんだね!」と子どもたちが積極的に参加していたことが印象的でした。年代を問わず、皆が夢中になって協力しながら行えるところが稲刈りの魅力なのだと感じました。
私は昨年の今頃、タイの農村で毎日のように稲刈りをしていました。そこで見た地元地域の人々の協力の姿が、今回の稲刈りでも見ることができました。田んぼは命をつなぐことと、人と人をつなぐ大切な場であることを実感しました。
天日干ししたお米の味が楽しみです♪
国際社会学科4年 I.K.