春学期の植え付け完了!
全力疾走で春が駆け抜け、暑い日や寒い日がころころと入れ替わり、忙しい天気が続く今日この頃。教育農場で有機野菜を育てる「生活園芸Ⅰ」の授業にもだんだん慣れてきた1年生。真夏のような強い日差しが照りつける日は、木陰で実習前のミニ講義を受けてから、元気よく自分の畑へ移動して実習に取り組んでいます。
春学期に植える最後の野菜はサトイモとサツマイモ。秋においしいお芋が食べられるように、頑張って植え付けました。
サトイモは、芽の向きを確認しながら植え付けます。中にはサトイモを食べたことがないと言う学生も!!恵泉の畑の土は、サトイモの栽培に適しているようで、毎年おいしいお芋が収穫できています。秋、ほっぺたが落ちないといいのですが...。
女子大生は皆、サツマイモが大好き。皆、大収穫を想い浮かべながら植え付けを行っているようですが、これもまたお日さまだのみです。
植え付け後、雨が少なく少々元気がなかったキュウリも、やっと根付いたようで、つるを伸ばし始めました。
成長に合わせて、麻ひもで支柱に誘引を行いますが、まだまだ慣れない手つき!でも、数週間後には指が勝手に動くようになります!葉の色も緑が濃くなり、花も咲き始めました。雌花の付け根には、小さな赤ちゃんキュウリも見られます。雄花と雌花、そして赤ちゃんキュウリを目にした学生は皆驚きます。初収穫も間近です。
キュウリの根元には竹チップのマルチも敷き始めました!この竹チップは地元町田市の社会福祉法人共働学舎の竹林を間伐した竹を粉砕したもので、これから、夏休み前までこの作業が続きます。今年は、その竹チップの中からカブトムシが出てきました。幼虫はよく出てくるのですが、成虫になるにはちょっと早め?今年は例年になく季節が前に前に来ている証拠なのでしょうか?
ゴマ粒ほどのタネを直接畑に播いたムギワラギク。今年は最初の発芽率がとても良かったのですが、一週間ぶりに畑を見ると、姿が見えなくなっているところが続出!虫のせいなのか水不足なのか...。貴重な芽はしっかり守り育て、足りないところはスタッフが育てた苗を後日、補植します。
5月11日に、社会園芸学科の1年生が教育農場の一角で、お田植に向けて籾播きをしました。今は芽が大きく育っています。どれが稲でどれが雑草か見分けられるでしょうか?
これからさらに、暑い中での実習になります。しっかり体調管理をして、水分補給も十分行って、実習に備えてほしいです。
園芸教育室 スタッフ