実りの秋。収穫の季節です。

今年は11月になっても暖かな日が続いています。しかし、畑では虫に出会うことも少なくなり、周りの木々も葉も色づきはじめ、確実に季節が移り変わっていることを感じます。

生活園芸Ⅰの授業では3種類の芋を育てていますが、7月のジャガイモ、9月のサツマイモに続き、11月中旬にはサトイモを収穫しました。6月に種芋を植え付けてから5ヶ月、ゆっくりと大きな葉を茂らせて、酷暑も乗り越え、大きく育ちました。ジャガイモやサツマイモと比べ、サトイモを掘り上げるのはたいへんな作業ですが、学生たちはクラスの皆で協力して行っていました。植え付けた時は小さな一つの芋だったのに、掘り上げたのは大きなまっ黒な塊、親芋に子芋がいくつもついている姿に「たくさん芋がついている!」とあちらこちらで学生の歓声が上がっていました。ジャガイモ、サツマイモとの芋のつき方の違いも観察しました。先生のお話で「親芋は育てた人でないと食べられない」と聞き、興味を持ったのか、持ち帰り自由としている親芋を持ち帰る学生も多かったです。

9月に植えたハクサイは葉が巻き始め、ダイコンは太くなってきました。サニーレタス、チンゲンサイ、コカブ、ラディッシュも順次収穫が始まっています。豊かな実りに感謝しつつ、例年より早く大きくなっている野菜たちがそれぞれの食卓に上がっていますように。

実習前の講義の様子
先生のお手本
力を合わせて掘り上げ!
親芋と子芋を分けます
収穫物お持ち帰り
ハクサイの巻きが美しい