畑で採れた野菜のおみそ汁

2018年度の生活園芸Ⅰの授業もいよいよ終了しました。

ハクサイ、ダイコン、ホウレンソウなど、最後の収穫。昨年秋は暖かく野菜の生育が早かったので、立派に大きく育ちました。重く大きなハクサイやダイコンの持ち帰りは大変ですが、赤ちゃんを抱くように持つ姿や、「友達の家で鍋パーティをします!」と楽しげに持ち帰る姿が見られました。ホウレンソウは寒さの中でも生長し12月に比べると、年明けの方が葉が増え大きくなり、持ち帰る量も多くなりました。お店で売られているホウレンソウと畑での姿の違いに気付く学生もいました。

授業の最終日は1年間お世話になった畑へのお礼肥えをします。授業はここで終わりですが、しかし畑は先輩から後輩へとつながり、継続しています。その後畑で採れたハクサイとダイコンのおみそ汁の試食。大鍋を畑に用意し、皆でいただきました。(今年度は強風のため教室でいただくクラスもありました)お味噌は町田市小野路の篤農家、小林さんの手造り。(小林さんには「里地里山プロジェクト」でもお世話になっています。)シンプルなおみそ汁ですが学生たちは皆美味しそうに食べていました。

4月、始めの頃は先が長いと感じましたが、振り返るとあっという間でした。同じ畑で同じ時間を過ごしても、それぞれ印象に残っていることは違うのではないでしょうか?初めて育てた野菜、収穫し調理して食べたこと、暑い中でのマルチ敷き等など。
小さな気付きの積み重ねが学びにつながり、いつか心豊かな生活の一部分になっていますように。

今、学生達のいない畑は冬の静けさと共に静かにひっそりとしています。季節が変わり、また春になって畑の景色も変わる頃、新しい学生たちを迎え、にぎやかな畑となることでしょう。

収穫中におみそ汁を仕込んでいます
収穫の風景
収穫のコツをつかんで
本日の収量は?
今年度のお礼と来年度のためにお礼肥
おみそ汁完成!
試食タイム
ブルーベリーの冬芽
静かな畑