【報告】園芸課外活動で収穫祭(餅つき)をしました!
2011年12月13日
今年から始まった地元での里地里山保全活動。
その一環として、学生が地元農家の儀平さんに教えて頂きながら、地域の方々、NPO法人「みどりのゆび」の皆さまと田んぼで稲を育ててきました。
そして、12月3日、一本杉公園の古民家で、自分たちの餅米で餅つきをしました!
収穫に感謝です。
前日に、学生7人で餅米を研いで水に浸け、サトイモは下茹でしておきました。
園芸課外活動「有機野菜栽培販売」をしている学生からの差し入れのダイコン、ニンジン、ハクサイ、コマツナを洗っておきました。
お世話になった儀平さん、脱穀・籾すり・精米で機械を貸してくださった小林文重さん、田植えからずっと一緒にやってきたみどりのゆびの方々も駆けつけて下さいました。
儀平さんと小林さん、お二方は合わせてなんと170歳!
今回も、その知恵とパワーをわけて頂きました。
まず、土間のかまどで火を焚き、お湯を沸かして餅米を蒸かします。
蒸かした餅米を臼に入れ、力を込めて杵(きね)でこねます。
こねた後に、ぺったんぺったん、餅つきです。
3Kgの餅米×3回つきました。
1回目は雨のため土間で、2、3回目は雨が上がって晴れてきたので庭先で。
参加者24名全員が、順番につきました。
3回目のお餅は食べきれなかったので、儀平さんがのし板とのし棒をご自宅から持ってきて「のし餅」にしてくださいました。
餅つきと平行して作った芋汁の材料は、田んぼで栽培したサトイモと、学生が作った野菜と、みどりのゆびからの差し入れの豚肉、そして、小林さんの自家製味噌!です。
大豆も自家製のお味噌です。
みどりのゆびの方、学生、教職員から、野菜の揚げ浸し、手作りの干し柿やゆずクッキー、カブの浅漬け、地元のおいしいチーズケーキ、共働学舎の宇和島みかん等の一品持ち寄りがあり、豊かで心温まる食卓となりました。
最後に学生から儀平さんへ、学校でタネから育てたムギワラギクで作ったリースを差し上げました。
儀平さんから、今年を振り返り、この次の作付けへ向けてのお話がありました。
「しばらく休ませた田はよく育つというから、餅米が倒れてしまったのは、肥料を多く入れすぎたからからだろう。」
「来年は、もう少し早く田植えをしよう」
94歳の儀平さんのお話を伺い、来年に向けて準備を始めよう!と、私たちも一層やる気がわいてきました。
早速、田んぼに日が当たるよう、周りの木の剪定をする予定です。
この活動は、多くの方々の支えあってこそ。
感謝して、長~く続けたいと思っています。