里地里山プロジェクト 雑木林手入れ ~実体験が教えてくれるもの~

2020年01月15日

昨年12月24日に里地里山プロジェクトで雑木林の手入れを行いました。山の斜面の低木や笹などの下草を刈っていく作業です。

恵泉女学園大学では2010年より里地里山プロジェクトと称し、町田市小野路地域の里山の保全活動を行っております。

今回作業を行った雑木林は、とても急な山の斜面にあり、足場が悪く、作業を行える人が限られていました。私たちは刈った低木や笹などを隣接する田んぼに運び、燃やす作業を主に担当しました。それらは量が多くとても重かったです。作業の前日に雨が降ったのでなかなか火がつかず苦戦しました。できた草木灰はそのまま田んぼの肥料にします。

私は今まで里山は自然の産物であると思っておりましたが、人が手を加えることで里山としての機能が発揮されることに気が付きました。ボタンを押せば火がつき、蛇口のレバーを回せば水が簡単に出る現代だからこそ、里山の手入れを行い持続可能な里山の仕組みを体感することに意義があるのだと思います。

里地里山プロジェクトは恵泉の職員・学生だけでなく、NPO法人みどりのゆびの方々や町田市小野路などの地元の方々と一緒に取り組んでいます。まだまだ手が付けられなかった場所があるので1月末ごろまた手入れを行う予定です。

田んぼと雑木林
雑木林の下草刈り
畦整備、焚火