読書会、のはずでした。

風薫る5月の連休-家で本を読むのはもったいないかもしれないけれど、連休前に新しい本と出会いましょう、と呼びかけて読書会を企画しました。お休み直前の28日夕方。少しでも来てくれれば、という願いはかなわず成立しませんでした。授業で呼びかけてくださった先生が様子を見にいらっしゃいましたが・・・。やっぱり難しいなーといささか気落ちして私も連休前半に突入。

日曜日の朝、たまたまつけたテレビで市民が作った書店を取り上げていました。場所は北海道の留萌市。市内にいくつかあった書店が次々に閉店し、ついに全くなくなってしまったのです。子どもたちには本が必要だと考える女性たちが中心となって要望書や署名を集めて、ついに書店を誘致。それから6年余り、採算割れすることなく順調に経営を続けているそうです。今ならネットなどでも買える雑誌を注文して、自分たちの書店を支えようとする人たち、そして本がそこにあり、自分で手に取って選んだり読んだりできる喜びを語る人たちを見ていると、なんだかうれしくなりました。お小遣いで買える本は限られているのでここに来て好きな写真の本を見るという少女の笑顔。

ひとりでも多くの人に本と素敵な出会いをしてもらうためにへこたれずに読書会を続けていきます。次回はぜひあなたも!    (M)