懐かしきかな昭和の時代

某テレビ局で現在放送中の、朝の連続テレビ小説(通称朝ドラ)「ひよっこ」を観ています。

お話は、1964年に開催された東京オリンピックよりも少し前、茨城の農村から始まります。ヒロインのみね子は高校3年生。農作業の手伝いをしたり、弟妹の面倒をみながら学校に通っています。そんな折、東京に出稼ぎに行っていた父が行方不明になり、みね子は、高校卒業後、働きながら父を探すべく上京するのですが...。

脇を固めるベテランの俳優さんたちもそれぞれいい味を出していますし、ヒロイン役の有村さんも初々しく、今後の物語の展開も含めて、これからが楽しみです。

それはそれとして、最初にこのドラマを観て感じたのは、懐かしさ。ドラマが展開される1960年代後半、私はちょうど小学生から中学生の頃で、みね子の妹の世代にあたります。田舎で育ったので、画面に流れる田んぼの風景や稲刈りのシーンが非常に身近に感じられましたし、家の台所でみね子の母が朝食を準備している場面でも、白い炊飯器が置いてあるのを見て、またまた懐かしくなり、「ああいうの使ってたよね。」 (今とは形が違います。)若い人の目にはどんな風にうつるのでしょうか。

主題歌とともに流れるオープニング映像も、レトロ感満載で、当時の日用品を雑多に?並べてその上を小人のような人間が行き来するというもので、CGなのでしょうが、どうやって作っているのか不思議ではあります。クレジットの中に「時代風俗考証〇〇」というのがあるのを見つけて、昭和は既に時代ものなのか、と、愕然とした私でした。昔「明治は遠くなりにけり」という言葉があったけど、今は、「昭和は遠くなりにけり?」 (Y)