ヴェルサイユ宮殿にて
ヴェルサイユ宮殿では、毎年6月中旬から9月中旬の土曜日に、夜のショーを開催しています。鏡の間でおこなわれる「王のセレナーデ」と、庭園を使った「大噴水ショーと花火」です。この夏、友人と二人で行ってきました。今回のショーは私にとっては2度目になります。夕方、インターネットで予約したチケットを手に、宮殿に集合。入館チェックを済ませ、鏡の間で待っていると、17世紀の貴族に扮した踊り手さんたちが登場し、音楽が奏でられる中、長い上着の裾を優雅に翻しながら、くるくると踊るのでした。ルイ14世の宮廷で開かれた舞踏会もこんな感じだったのでしょうか。皆うっとりと踊りを眺めながら、盛大な拍手を送ったのでした。
あたりが薄暗くなるころ、今度は広大な庭園でのショーの始まりです。受付でもらった案内図を見ながら、そこかしこに点在する噴水を見て回るのですが、ライトアップされ、音楽に合わせて水を噴き上げる様は、なかなか幻想的で、観客からも歓声が上がります。私たちは人波に揉まれながら、2時間程あっちに行ったりこっちに行ったり、随分歩きましたので、よい運動になりました。ショーの最後を飾る大花火が終わったのは、夜10時半頃でしたか。幸い、宮殿のすぐ近くに宿をとっていましたので、夜遅くなっても安心でしたが、パリに泊まっている場合は大変かもしれません。
夜のショー、夏のヴェルサイユに行かれる方は、お勧めです。(Y)