我が家の恐竜
幼い頃よりインコを飼育していました。子育て上手だったインコは、私が大人になるまでずっと長生きしてくれました。お喋りが得意だったインコは、簡単な日常会話もできました。インコがいる日常が当たり前のようでした。実家を離れてからずっと人間だけ(!?)の生活でしたが、久しぶりにインコを飼い始めました。最近のインコは過保護なくらいに育ててあげた方がよいとのことで・・・栄養バランスの整った餌、体重計や温湿度計、専用ヒーター、インコ用玩具まで買い揃えました。日に日に我が家での生活に慣れ、のびのびと成長していく様子にとても癒されています。お喋りも始めたので日常会話を教えていますが、餌が入っている透明な容器の中に頭を突っ込んで練習するのがお決まりで、ちょっとこもったような声がしている時は勉強中なのです。たまに教えていないことも喋ったりします。「チー!」と言うので、「チー!って何?」と家族がそれぞれ尋ねていたら、そのうちに「チー!って何?」と言うようになり、別の言葉を入れて「って何?」とアレンジするようになりました。
お喋りインコは鳥本来のさえずりはしないのか?と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。仲間を呼ぶような時や興奮したり楽しくなった時に発するのは鳥語(!?)です。「ゲゲゲッ!」と大声で鳴く時は「ゲゲゲッ!て大声出さないの!」と注意しますが、その辺は鳥なので言うことを聞いてはくれません。甘嚙みの時はよいのですが、思わずガブリと噛んでしまうこともあります。そんな時は「痛い痛い」とさすって見せると、反省したのかちょっと様子をうかがいに来ます。
鳥の祖先は肉食恐竜だそうです。ずっと草食恐竜だと思っていたのですが、最近肉食恐竜だと知りました。私の好きな恐竜は草食のトリケラトプスで・・・ちょっと横道にそれましたね。「ゲゲゲッ」と叫んでしまうところやガブリと噛んでしまうところは、過保護に育てた結果なのか、先祖が恐竜だったからなのか、どちらでしょうか?(T)