雨の日

今年も雨の多い季節がやってきました。じめじめじとじとと、晴れ間がないと一日どんよりとした天気で、気持ちまで暗くなる人もいるかもしれません。私も毎年この季節が始まるころは、洗濯物の乾き具合や直毛の髪がぺったりすることと、まず何かと憂うつなことばかり考え出されます。
そんな雨の日は、母から聞いたことをいつも思い出すのですが、小さいころ「あめのひがすきです。かたつむりにあえるからです。」と何かで書いていたことがあったそうです。子どものころの方が、雨の日の楽しみを見つけることが上手かったのかもしれないなと思います。
そこで今年は、雨の日を楽しむために傘と折り畳み傘、そしてレインシューズを新調してみることにしました。傘は、折り畳み傘と同じ柄のものが欲しいと思い立ち、あれでもないこれでもないと悩みに悩み、ようやくシンプルですが使い勝手のいいものに出会うことができました。レインシューズも、晴れの日に兼用で履けるものに出会うことができ、降ったりやんだりと忙しいこの時期にも気にせず過ごすことができるようになりました。
そんな雨の多いこの季節の晴れ間は、いつにも増してとても気持ちのいいものです。久しぶりに訪れた学食の窓際の席からは、メインガーデンが日に照らされてとてもきれいに見えました。少し奥には、昨年に移設されたKeisen Wild Rose Gardenがあるのも見えます。換気のために開けられた窓からは、気持ちのいい風も感じられ、つかの間の癒しになりました。
昔のように「あめのひ"が"すきです」とまではいきませんが、「あめのひ"も"すきです」と今年の梅雨は思えたのでした。(C)