防災訓練
私事ですが...今年度から2年間、住んでいるマンションの防災委員の担当になりました。年に一度行うマンション全体の防災訓練を主催するのがメインの仕事です。考えてみると15年以上も住んでいるのに、この訓練に参加したのはわずか2、3度位しかなく防災意識の低い住人です。しかし、この度は主催者側になり、出来るだけ多くの方に参加してもらうよう配布資料を作ったり消防署に出向き打ち合わせなど、次々と仕事が舞い込んできます。
私は、まず防火・防災管理者の資格を取る為の講習会(2日間)に行くところから始まりました。必ず毎年一名がこの資格を取りに行かなければならず、今回は自分になってしまったわけです。資格なんか遥か昔の司書資格以来でしょうか....まさかこの年齢で(?!)、最後には簡単なテストもあり、少しばかりのプレッシャーの中、何とか合格して修了できました。
10月末に予定している防災訓練の準備を進めながら、少しずつ自分の意識が変わったように感じていました。訓練は大変重要なことですが、更に重要なことは住人ひとり一人の防災意識の持ち方だと思うようになりました。実際に災害が起こった場合、勿論自分の身の周りの安全が第一です。そして少しでも余裕が出来たら、誰もがサポートする側になるという意識を持ってもらうような呼びかけもしていかなければならないのだと思いました。年齢も性別もありません。近くにいる人同士の助け合いが大きな力になるのだと確信しています。
各家庭では備蓄品や防災グッズなど用意してらっしゃるかと思います。防災委員としてはマンション全体の為の備蓄品のチェック等、まだまだ色々なことがありそうですが、まずは防災訓練が無事に終えられるよう願っています。本学でも今月27日に避難訓練がありますね。是非、これが本当の災害だったら...という気持ちで取り組んでいただければと思います。(S)