「苺ふたたび・・・」
5月ごろのこと、図書館関係の業者から郵送をいただいた通知の封筒の中に、栞が1枚同封されていました。オリジナルグッズとして作製されたものなのでしょう、厚めの紙の栞の下の部分に植物の種が入っており、切り取って土に差すだけで発芽するとのこと。その植物がなんと!ワイルドベリー。実は以前に収穫を夢見て、苺の種をまいたことがあるのですが、残念な結果に終わったのでした。そのことを以前「カウンターだより」に書いたことが、今回のタイトルの「ふたたび」と「なんと!」の理由なのですが。家にあった現在未使用の鉢の土の中に、栞の下の部分を切り取って差し込み、水をまきました。すると1週間もたたないうちにどんどん芽が出てきて、次々に双葉に成長していきました。前回とは大違いです。今度こそ収穫までのステップを踏めるのか?説明には「双葉が沢山出てきたら、間引きをする」とあったので、慎重を期して、事前に間引きの正しいやり方を植物に詳しい友人に尋ねることにしました。鉢の中の様子をスマホで撮影して、友人に見せたところ、「イチゴの葉っぱとなにか形が違うみたい」とのこと。似た形状のものを検索してくれるスマホのアプリで調べてみると、ヒットしてきた画像の下には「バジル」とあり。冷静に見れば画像の葉は苺の葉とは形や葉脈の様子がかなり違い、これはまごうかたなき「バジル」の葉。ワイルドベリーの種はどこにいってしまったのか?またなぜバジルが生えてきたのか?謎はなぞのまま、その後バジルはすくすくと育ち、大きくなった葉から順番に摘むのが、それはそれで楽しい朝の習慣となっている今日このごろです。(A)