今年の夏(のような暑さ)は半年位続いたでしょうか。ようやく紅葉し始めたと思いきや、真冬のような寒気が到来。私にとって、秋といえば栗や秋刀魚、冬にかけて焼き芋や鍋料理が恋しくなる季節ですが、本でいえば・・・とある小説のシリーズを連想します。

以前このコーナーで、ちょっと変わった移動手段で「ねこ」の世界へと出かけ、充実した留守番ライフを送る猫の絵本をご紹介しましたが、今回は人間の世界を描いた作品です。これまた、かなり変わった移動手段を用いて、人々の心を満たします。幼い頃から国民的ロボットや、彼が所持する瞬間・空間移動する道具に慣れ親んでいたせいか、この手の本が大好きです。

そのシリーズはお店が舞台で、心を満たされたい人々が次々と来店し「移動」を試みます。心温まる話や切ない話に、思わず潤んでしまうので・・・私の場合、外出先で読むのは危険です！・・・秋冬に自宅でゆっくり読みたい作品です。

不定期刊行で、前回は仕事帰りにふらっと書店で見つけたのですが、今回は、まだ夏日が続く外出時、電車内の広告で発見。ちょうど気分を上げたいところだったので、早速購入しました。他にもチョロチョロ読みをしている本が複数あることも影響し、冬に突入したところで、只今満喫しています。(Y)