期間限定

この言葉は様々な場面で使われていますが、今回はお菓子の話です。とある初夏の日。通販か直接購入かで迷った挙句、交通費の方が安価ということもあり、都内の和菓子屋へ出かけることにしました。じりじりと照りつける日差しの中、地図検索アプリに従い、向かった場所には店らしきものが見当たりません。以前、アプリの目標地点が途中でずれて迷ったことがあり、今回は間違いないか何度も確認しましたが、どうしても同じ場所を案内されます。この閑静な通りではなく、あちらの大通り沿いではないか・・・もしやこの暑さで誤作動でも起こしているのでは・・・と近くの建物の方に尋ねてみると、やはり大通り沿いにあることが判明。帰り道、涼しい車内で検索し直してみると、なんと正しい道案内をしているではありませんか。またしてもアプリに翻弄された一日でした。
最近、またもや気になるお菓子を堪能しました。スーパーやコンビニで手に入るもの、ちょっと足を伸ばす距離のものなど、この時期によく出る味のお菓子を食してきましたが、そのお菓子は特別な思いがありました。定番の味はよく見かけるのですが、その味はなかなか見つけられず、やはり通販購入しかないかと思っていたところに、一箱だけ残っていたのを発見。本当は、家族人数分で割り切れる個数のものが欲しかったのですが、ためらっていたら逃してしまうと急いで購入しました。まあ、半分に切るなりして分ければいいじゃないの、とその時は思いましたが・・・特別な食材が使われており、期待を裏切らない味わいで、これは手間暇かけて購入した人の特典なんじゃないの・・・とさりげなく食べてしまおうかと目論んでいます。
遠い昔、同級生との思い出。親御さんがその名菓の会社に勤めていて、度々ご馳走になっていました。同じクラスになったのは、友人が転校してきた年だと思うのですが、自分もその年に転校してきたはずで、友人は翌年にまた転校してしまったような・・・とても仲良くいつも一緒だったのに、とても曖昧な記憶です。もしかすると、転校してきたのは自分だけで、友人は翌年転校していったのかもしれません。当時、その地域の開発が進んでいたこともあり、多くの人々が転入や転出をしていたため、余計に錯綜した記憶となってしまったようです。あのお菓子を食べたり見聞きしたりする度に、あの友人はどうしているかと思いを馳せています。(Y)