カウンターだより

本に囲まれて過ごす図書館スタッフの、日々のつぶやきです。感想は直接カウンターまでどうぞ。

魔法の世界

2024年10月23日

 先日、俳優のマギー・スミスさんの訃報をテレビで知りました。映画「ハリー・ポッター」シリーズで、主人公ハリーが通うホグワーツ魔法魔術学校のマクゴナガル先生役として人気を集めた方です。「ハリー・ポッター」シリーズは、日本でも書籍が全7巻出版され、映画も全7作品が公開されました。長編ということもあり、書籍は日本語版の全巻が出版されるまでに約10年、映画も全作品が公開されるまでに書籍と時期にずれはありますが同年数を要しました。
 書籍が出版され映画が公開された当時、私は学生でした。書籍の出版はとても待ち遠しいもので、事前に予約をしては早々に入手し、寝不足になりながらも読んでいました。なので、映画も公開されるやいなやすぐに映画館に足を運んでいました。10年の歳月は生徒役の俳優たちも主人公ハリーのように成長させました。ハリーを演じたダニエル・ラドクリフさんと私自身が同い年ということもあり、その成長はとても身近に感じたものです。
 そんな自身の学生時代と共にあった作品なので、物語の主要人物であるダンブルドア校長やスネイプ先生、ハグリットの役を映画で演じられた俳優の方々が既に亡くなられているなか、今回はマクゴナガル先生役の方までも..と彼女の訃報はとても悲しく感慨深いものに。現在もスピンオフや舞台などで新たな物語が生みだされていますが、原点である魔法の世界に久しぶりに浸りたいと思わされました。図書館には、日本語版(単行本)全7巻と英語版の一部の巻、そしてVHSとDVDもあります。みなさんもぜひ魔法の世界へ。(C)