恵泉女学園大学

100字でおすすめ! 今回のテーマは「始める!はじまる?」です。

一つのテーマから思いつく1冊や、今回はこれがいちおし!という1冊をスタッフが選び、100文字で紹介します。3冊の本の組み合わせの妙をお楽しみに。
これらの本は文庫コーナーの棚の上に展示しますので、ぜひ手にとってみてください。

はじめての西洋ジェンダー史 : 家族史からグローバル・ヒストリーまで

弓削尚子著 山川出版社 2021年(367.23/Y)

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「らしさ」の規範として絶対的とされてきた性差(男であること・女であること)が近年揺らいでいます。本書は、この揺れを引き起こす原動力ともなってきたジェンダー史研究の入門書。歴史をひもときながら「わたし」を置き去りにせずに、ジェンダーを再発見してく感性にあふれています。(T)



 

世界を読み解くためのギリシア・ローマ神話入門

庄子大亮著 河出書房新社 2016年(164.8/Sh96)

世界を読み解くためのギリシャ・ローマ神話入門.jpg「スターバックス」や「NIKE」のロゴマークが神話に関係していることをご存知ですか?有名なものが実は...というものも多く、言葉の語源や星座にキャラクターなど、暮らしの中にはギリシア・ローマ神話があふれています。馴染み深いものばかりなので、これから何か学びはじめたい人におすすめです。巻末のリストも必見!(C)


 

自分で「始めた」女たち:「好き」を仕事にするための最良のアドバイス&インスピレーション

グレース・ボニー著 月谷真紀訳 海と月社 2019年(367.2/B)

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自分で起業した112人の女性たちのインタビュー集。
アーティストやデザイナー、作家、陶芸家やパン職人、俳優、司会者など、仕事も様々。
年齢も幅広く(19歳から94歳まで)、トランスジェンダーの女性や車いすのダンサーも登場する。
自分で始めたからこその不安や自信、そして喜びを語る率直な言葉は、
これから何かを「始める」「始めたい」人の背中を力強く押してくれるだろう。(A)