東アジアFS
3大学共同「東アジア市民社会リーダー育成FS」
2017年度恵泉女学園大学院平和学研究科主催の「東アジア市民社会リーダー育成FS」が、2月20日から3月1日までの日程で始まりました。従来の東アジアFSをアップグレードして、学部生、大学院生、卒業生、社会人が同時に参加し、韓国をはじめアジアの大学と共同で行う新型東アジアFSであります。今回は、韓国、香港、マカオの現場を歩きながら、東アジアの文化と歴史の共通性と多様性を理解し、多角的な視点から事象を把握して、東アジア「平和共同体」を共にデザインする力を育成することを目的としています。
引率者は日韓問題でマスコミにもよく登場する李泳采准教授です。
用語解説
非武装地帯(DMZ)
朝鮮半島を東西に横断する軍事緩衝地帯。1950年6月25日に勃発した朝鮮戦争により、分断国家の道を歩むこととなった韓国と朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮と記す)。今なお両国を分け隔てているのが、停戦協定により設けられた北緯38度線付近にある軍事境界線である。「非武装地帯」を意味するDMZ(Demilitarized Zone)は、この軍事境界線を挟んで南北それぞれ2km、計4kmにわたる地域のこと。武力衝突を防ぐためDMZ内では武装はもちろん軍隊の駐屯や武器の配置、軍事施設の設置が禁止され、一般人の出入りは統制。一方で、半世紀以上にわたり人の活動による影響を受けていないことから、貴重な野生動物や原生自然の宝庫として知られ、DMZを対象にした学術研究も活発である。