恵泉女学園大学

多文化が共存する香港の街並みと「100万ドルの夜景」

5日目(2月24日)は、早朝、極寒だった韓国を後にして、20度前後の過ごしやすい気候の香港へ移動しました。 初めての香港ですが、新空港から高速鉄道に乗り、約20分の距離の香港島に着きました。午後には、全員で香港島の中心地であるセントラル駅、国際金融中心ビルディング(IFC)、西欧人や観光客で溢れているSOHO地区などを観光して回りました。初めて歩いた香港の街は、所狭しと高いビルがそびえ立つ先進的で綺麗な場所でした。その中でも中国銀行(HSBC)の前に建っているイギリス時代のライオン像や法廷の建物に日本軍の占領当時、戦闘による銃弾の跡が今も残っていることが特に印象に残りました。夕方には、香港島から小型フェリーに乗り、向かい側の中国大陸につながっている九龍半島の尖沙咀地域を訪れました。宝石や時計販売の店が並んでいるなか、バングラデシュ、インド、フィリピンから来た外国人労働者が多く働く姿をみて、香港は多民族社会になっていることを実感しました。夕食は、各自の自由食であったので、私達(3年生グループ)は現地の方に英語で声をかけて、お勧めの中華料理屋でラーメンと小籠包を食べました。地元の味は、美味しかったです。九龍半島から見える香港島の夜景やレーザーショーを見て、再び船で香港島に戻り、トラムに乗って、香港の最高の夜景が見えるビクトリアピークにのぼりました。やや靄がかかっていましたが、綺麗な夜景を見ることができ、みんな喜びました。 約半日の香港であったが、様々な人種の人々がそれぞれ活き活きした生活の様子や、英語と中国語、西洋と東洋の文化が入り混じった香港独特の街並みを見ることができました。日本的単一民族意識に囚われがちな私にとって、多様性の強い香港は刺激になりました。

(国際社会学科3年 M.Y.、韓国梨花女子大学1年交換留学予定)

多文化が共存する香港の街
日本軍の銃弾の跡が残っているライオン像
九龍半島から香港島の夜景
ビクトリアピークからみた夜景