DMZ生命平和村訪問
3日目(2月22日)は、朝食の後、DMZ生命平和村(2008年江原道の非武装地帯の近くに設立した平和・生命の教育施設)の施設を回りました。ソラーパネルや自然エネルギーで運営される施設、有機農業の体験農場、DMZ周辺の動植物をテーマとした博物館など、朝鮮戦争の激戦地であり、軍の部隊に囲まれている真ん中で平和生命の教育や東アジアの平和を考える教育施設があることに感動しました。昼には、「地雷」という表示が書いてある柵を通って、北朝鮮が目の前にみえる乙地(ウルチ)展望台で韓国軍将校から北朝鮮軍の作戦施設について直接説明を聞きました。前日の統一展望台とはまた違う雰囲気の緊張感が漂っていました。午後には、1990年に発見されて、北朝鮮軍が侵略用するために掘ったと言われている「第4トンネル」を体験しました。北からの侵略を実感させる場所でありました。夜には、半島の西海岸にある牙山(アサン)に移動し、慶煕大学のキム・ミンチョル先生から、翌日訪問する朝鮮戦争時の民間人犠牲事件について講義を受けました。非武装地帯の複数の線の意味など基本構図が理解できたことは大きな成果でした
(文化学科卒業生 T.M.、韓国梨花女子大学語学堂に留学中)


