東洋と西洋の文化と貿易の交差地マカオ
8日目(2月27日)は、マカオの初日で市街の主な名勝地を歩きました。香港からマカオまでは、ジェットボートで約50分の距離にあり、意外に近いと思いました。昨夜の夜、マカオの港に到着した瞬間、海岸沿いに華麗な夜景のカジノホテルが並んでいるのが見えました。「カジノの国」マカオに着いたと思いました。都心に位置しているリオホテルも中級レベルであると聞いてますが、香港に比べてもゴージャスなホテルでした。午前中、ホテルから歩き始めたマカオ市街の様子は、中国と西欧の文化が混じっている不思議な感じがしました。道を案内する里程標には青磁の板の上に、ポルトガル語と中国語の二カ国が同時併記されています。また、ポルトガルの特徴として坂が多いとよく聞くが、マカオの町も坂が多く、道は小石のタイル式につくられており、西洋の道路文化が街づくりにそのまま取り入れられていることがわかります。
金色で巨大なクラシカルな老舗カジノホテル・グランドリスボアはポルトガルとマカオの建築スタイルを融合させた豪華な館内施設とともに、オールドマカオ市の象徴として雄大な姿を見せていました。ポルトガル統治の最高行政機関である民政総局があるセナド広場には、マカオ最初の教会である聖ドミニコ教会、火災で壁しか残っていない聖ポール天主堂跡など多くのユネスコ世界遺産を見ることができます。砲台の高台にあるマカオ博物館では、マカオとポルトガルの歴史、マカオの人々の生活様式などをリアルにみることができました。マカオはポルトガルによる初めての東洋の植民地として歴史も長いですが、東洋と西洋の文化の交差地としての役割があったことを感じました。
夜には、マカオ半島の西南にある媽閣廟を訪問し、マカオの信仰の発祥地を見ました。また、ポルトガル食堂では、美味しいポルトガル料理を食べました。少ししょっぱい味がするのは、中国の広東地方の味が混じっていることからだそうです。食事後、グランドリスボアホテル近くのウィン マカオホテルの噴水ショーや夜景を満喫しました。
(国際社会学科3年 H.H.)




