GCP卒業生からのメッセージ
Mari:GCPのDNA
私は大学卒業後、GCPでの出会いのおかげで今の自分がいると感じることがあります。
その1つ目の出会いは、最高な先生たちとの出会いです。先生たちの最高なところは、常に間違うことに対して肯定的なことです。GCPは、多種多様なトピックを多種多様なアプローチで学べるクラスです。例えば、ある先生はニュースの記事からクリティカルな思想を養わせてくれ、ある先生はプレゼンテーションからより良い伝え方を伝授してくれ、またある先生はディスカッションから意見が異なる人を納得させたり納得させらる体験をさせてくれました。そのため、常に間違えても良いという先生たちの姿勢は、安心して学び、挑戦できる場でした。また、GCPのクラスはとても実践的だったので、自分自身の強みを見つけられました。
ここには最高な仲間と先生たちとの出会いがあった。
2つ目の出会いは、仲間との出会いです。実践的な場面が多いGCPクラスでは、自分の主張だけでなく仲間の主張にも触れる機会がありました。授業の中でプレゼンテーションやディスカッションを通じて、それぞれの関心テーマに触れることはとても刺激的で仲間の存在が学びでもありました。また、グループワークもたくさんしてきたので、仲間と自分の意見をぶつけ合うことで、お互いの良いところや悪いところも含めて一緒に切磋琢磨してきました。そんな思い出がいっぱいあるからかGCPで出会った仲間は、今も1番頼りにしている友人たちです。
英語で使い学ぶことで広がった出会える人との可能性。
3つ目の出会いは、GCPの仲間と夏休みにEnglish campで訪れた*ARIです。(*ARI=栃木県アジア学院は主にアジア・アフリカの農村指導者を育成する場)私はそこでアフリカから来たブチェさんと出会いました。自国で既に子供たちに農業を教えているというブチェさんが、「夢は人に伝えてなさい、そしたら人や場所があなたの夢を導いてくるから」と言ってくれました。その言葉を言ったときのブチェさんの表情はとても印象に残っていて、自分の夢や想いをきちんと口に出すことは大切であるということに改めて気づけました。またGCPで英語で学んできたからこそ、英語が使えると、出会える人も広がるということを実感しました。
GCPでの学びはDNAとなって、今の私を作っている。
この3つの出会い以外にも、GCPではさまざまな出会いがありました。そして出会えた人のおかげで学べたことは、DNAとなって今の私をつくっていると強く思います。GCPのDNAは、挑戦することを恐れず、異なる意見を受け入れ、自分自身のテーマを自ら見つけていく姿勢です。そしてこのDNAは今の恵泉生、これから恵泉生になるみなさんにもずっと引き継がれていったらいいなと心から思います。
Asuka: みちしるべ
入学当初、英語に対して自信がなかった私。英語で意見を言うなんて?スラスラ上手く言えないし言葉にできない。そんなことに悩まされながら入ったGCP。そんな自信のない私を紛れもなく救ってくれたのはGCPの仲間たちと教授の方々。どんな状況にも的確なアドバイスをくれて、切磋琢磨しがながらお互いを高め合っていった4年間は貴重な時間だった。GCPに入ったことによってopen-mindedを手に入れて、その思考をもっと広げたいと思い2年生の秋にアイルランドに留学することを決意した。もちろん現地では沢山の壁があった。英語力に自信を持ち始めた頃だったのにも関わらず、現地では通用しない英語だった事を証明されたこともそのうちの一つ。私が持っていた自信は消え去りそうになったけれどそんな中自信を取り戻させてくれたのはGCPの教授やGCPの仲間。アドバイスをもらったり、みんなと情報共有しあったり、現地にも仲の良い教授、友達ができていったりと気がつかない間に私の自信は周りの人々に確かな物に構築させてもらっていた。私の視野も広くなっていった。
切磋琢磨しあえる仲間に会える場所。
現地では国籍が違う人、宗教観が違う人がいるのが当たり前の世界だったこともあり、自分の意見を率先して言わなければならない環境だった。「君の意見は?もっと深く聞かせて?」これが毎授業繰り広げられる。そんな環境だったからか、自動的に私が目標としていたopen-mindedを広くすることを達成し、日本に帰ってみると、自分の意見をしっかり相手に伝える人間に変化していた。
視野が広げられる。
そのおかげで4年生最後の集大成、英語で卒論を書く時は自分が何を書きたいか教授と本音で話合えたり、内容を深める際には、留学先でできた友達にインタビューしたりと満足できる作品が出来上がった。GCP入ってどうだった?なんて言う質問にただ単に「よかったよ。」で済むものではなかった。私の大学生活で軸となり、卒業後も決して失うことのない宝物となった。
挑戦する心を応援してくれる仲間と教授の方々。
Fumino:かけがえのない変化
大学生になってすぐ、私は本当にネガティブでした。自分は完璧でありたい、でもそうもいかないというギャップからいつも自分を責めていました。GCPに入ったのも、英語で一番上のクラスに入らねば!という気持ちからです。そんなトゲトゲの私を迎え入れてくれたのは、ありのままを認めてくれる仲間たちでした。
学部学科関係なく、それぞれの知識を持ち寄って助け合いました。
GCPの授業では、自己を表現する方法と他者を尊重することを様々な角度から学びました。ディスカッション、ディベート、プレゼンテーションなど、日本語でも難しいことを、英語でやるなんて、無理!と思いながら、みんなで助け合って乗り越えていきました。学部学科関係なく、それぞれの知識を持ち寄って助け合いました。この学部学科関係なく、というのは私の学校生活にもとても影響していて、実際私は、自分の所属していた国際社会学科より、英語コミュニケーション学科の友人の方が多くいました。それだけ、GCPでのつながりは大きかったのだと思います。
プレゼンテーションを行うときに大切なのは、相手にどう伝わり、相手がどう受け取ったかである。
授業の中で、特にプレゼンテーションの機会は多くありましたが、そのおかげで自己表現の幅はとても広がったと感じています。私は、プレゼンテーションを行うときに大切なのは、相手にどう伝わり、相手がどう受け取ったかであると思っています。自分がいかにうまく話すかどうかではないと思うのです。そんな考え方もGCPでの学びから得ることができました。
GCPでの経験は今もこれからも私にとってかけがえのないもの。
そして私自身でも驚いているのは、どんどんポジティブになっていることです。どんなに下手だと思うプレゼンテーションを行っても、どんなにとんちんかんな意見を言っても、いいのか。自分がミスした!と思ってもいいのか。完璧にできなくても、いいのか。そう気が付いた時には、私を責める完璧主義な私はいませんでした。ありのままを受け入れ、隣で一緒に歩いてくれる友人、先生との学びが、素敵な変化をもたらしてくれました。GCPでの経験は今もこれからも私にとってかけがえのないものです。最高の学生生活でした。